山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

5依存する女

2007-07-10 21:37:06 | 読書
村上龍「ダメな女」

“男に依存して生きようとする女は
前向きに生きようとする男をダメにする。
捨てられても、自業自得なのだ”

ひとつずつコメントを付けていくとかなりの数になることに気づきましたが、できるだけ書いていきたいと思います。

ここに書かれているのは、村上氏が見たフランク・シナトラ主演の「黄金の腕」についてだった。そこに出てくるザッシュという女性は、夫フランキーの運転によって脊髄を傷め車椅子の生活になってしまう。
夫は賭博をやめてドラマーになりたいと思っているが、妻は収入が減るのを危惧し、また 
夫がどこかに行ってしまうのではないかと思って、夫をいつもそばにいさせるために、自分の体は夫のせいで不自由になったのだと口癖のように言っては夫にストレスを与え、夫を自由にさせない。
実はすでに足は治っているのだが歩けないふりをしている。夫はそのことを知らない。
しかし、ついに夫は妻を捨てる。捨てられた妻は自殺をするが、この映画はこの女の最期を自業自得だというふうに描いている。ということだ。

自分のそばにいてもらいために夫の夢や目標を阻止し、人生の道を阻み、自分のためだけにいきさせようとする女。
たしかにこんな女は言語道断、最低だ。

ふと思い出したのが、大昔やっていたテレビドラマ「スチュワーデス物語」と言ったか。
教官を風間杜夫、スチュワーデスの卵を堀ちえみがやっていたが、この風間杜夫の元恋人片平なぎさは風間杜夫のせいで指に怪我をし、手が義手になってしまったという設定。そしてことあるごとにその手を見せながら風間杜夫や堀ちえみの前に現れ、この手の償いは一生してもらうと呪縛し続けるのだった。

ああいう女は、周りの人を不幸にするだけでなく、自分自身も決して幸福にはなれないものだ。
そこまで行かなくても、自分のわがままや甘えによって、男にすがり男の重荷になるような生き方はするべきではない。
男を成長させる女でなくてはいけないだろう。
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