三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

Torching ( トーチング)

2011年09月07日 | エア・タトゥーの思い出
台風の影響で身動きとれず、キャンセル料の支払いで終わった三沢基地航空祭遠征
三沢ミラクルと呼びたいような青空が広がる中で
私の目的だったミス・ビードルのフライトも無事に行われたようでなにより
でも悔しさがこみ上げて来るよ(泣)

昨年の三沢航空祭では目的機もなく
毎年天気予報に振り回されるので遠征計画を立てなかったが
後日、航空ファン誌のブログに~
 退役直前のオーストラリア空軍のF-111が飛来、デモ飛行を予定していたが
 本国での退役行事と重なりキャンセルされた
                       ~と裏話が載っていた
もし実際に飛来が決まっていたら
天候不良の多い三沢航空祭でも、きっと遠征していただろうね

それは~
1993年のUKで行われた IAT(世界最大の軍用機の航空ショー)
この年はまだ現役だった可変翼 戦闘爆撃機 F-111 がアメリカ空軍と
唯一、アメリカ以外でF-111を使用していたオーストラリア空軍からも飛来した



オーストラリアのF-111と言えば、デモ飛行のトーチングが有名

このトーチ(松明)は燃料緊急排出弁からジェット燃料を放出
それにアフターバーナーで引火させ、引火速度よりも高速で飛行するというもの

IAT会場では予行も含め3回程のトーチを見ることができたが
初日の予行デモでは機体に松明が灯ると地元マニアが大声で叫んだ、「トーッチ!」




この年は以前にもこのブログ内で書いたが、本番初日は大雨に見舞われズブ濡れ状態
雲も低く暗い会場に侵入してくる機体、トーチが始まると機体も地上も明るく照らされ
まさにそれは松明 (たいまつ)


一瞬にして目の前を通り過ぎる機体


陽炎に包まれ揺らぐF-111


そう、こいつを見るなら光が少ない時がベスト
毎年天候にヤキモキさせられる三沢ならベストだったかも (笑)
でもやはり雨や海霧じゃ無理か~

最後に、2000年に開催されたシドニーオリンピック
その閉会式で消え行く聖火を天空の彼方に連れ去ったのがこいつだった
興味のある方ははこちらをクリックして動画でどうぞ
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