股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ジャーヘッド

2006年11月24日 23時35分40秒 | 映画評論サ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006年2月11日公開
監督 : サム・メンデス
出演 : ジェイク・ギレンホール,ピーター・サースガード,ジェイミー・フォックス

祖父も父も“ジャーヘッド”(ポットのように刈り上げた頭=頭が空っぽの海兵隊員)という青年スオフォード。18歳になって迷わず海兵隊に入隊した彼は、新兵訓練という名の虐待に耐えきり、偵察狙撃隊STAの候補に抜擢される。過酷な訓練の末、60名の候補者から絞り込まれた8名に残ったスオフォードは、1発の銃弾に命を賭けるエキスパートへと成長していく。そんな折、CBSニュースがイラクのクウェート侵攻を告げる。出撃の時を前に、アドレナリンを発散させる若き兵士たち。ついにスオフォードの戦争が始まろうとしていた。
湾岸戦争での実体験を赤裸々につづったA・スオフォードのベストセラー小説を、『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス監督が映画化。敵の姿などどこにもない砂漠に従軍し、ひたすら“その時”を待ち続ける若き海兵隊員の退屈と衝動、苦悩と狂気を、兵士たちの等身大の視線を通して描き出す。空爆とメディアが主導するハイテク戦争と言われた湾岸戦争。その一方でどこにも報道されなかった彼らの“退屈な戦争”は、生きるか死ぬかの選択を単刀直入に突き付けられない分だけ、社会や人間性についての生々しい現実を浮かび上がらせる。主演は若手実力派の筆頭株ジェイク・ギレンホール。共演にピーター・サースガード、さらにオスカー俳優のジェイミー・フォックス&クリス・クーパーと演技派がそろい、見応え充分の人間ドラマとなっている。2日連続で同じ監督の作品を観ていた事に気づきました(笑)「ロード・トゥ・パーディション」と今回の「ジャーヘッド」は同じ監督なのです!今年はとにかく戦争を題材にした作品が多いです。「ユナイテッド93」「ワールド・トレード・センター」「ホテル・ルワンダ」等。どれも高評価を獲得しているんで本作品も期待してました。しかし期待はずれでしたまずこの作品を戦争映画として扱っていいものなのかという事。視点が兵士目線で作られているので兵士たちの苦悩などは十分伝わってきましたが戦争に来てるわりには若い兵士達は緊張感ゼロでアメフトやったりHなビデオ見たりして、修学旅行気分って感じでしたどっちかって言ったら青春映画として描いた方が良かったのでは?と思います(笑)銃撃戦などがあまりなかったのも残念ストーリーが淡々と進んでいくのでハラハラしたり盛り上がったりする場面もなく「あぁこういう事があったのか」「あぁ兵士はこういう事を思っていたのか」と“ヘぇーへぇー”って感じで観ることしか出来ませんでした。でもまぁ改めて戦争の無意味さや悲惨さなどが感じられるので戦争映画が好きな人なら楽しめる作品かもしれません。最後に、ジェイミー・フォックスが俳優歴がまだ浅いのに結構存在感があってカッコよかったと思います

この作品の評価・・・・60点
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ロード・トゥ・パーディション

2006年11月24日 17時22分45秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2002年
製作国 : アメリカ
2002年10月5日公開
監督 : サム・メンデス
出演 : トム・ハンクス,タイラー・ホークリン,ポール・ニューマン
official site

1931年冬、イリノイ州ロックアイランドの町。アイルランド系ギャングの殺し屋、マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)は、ボスのジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)に息子のように愛されており、ルーニーの実の息子コナー(ダニエル・クレイグ)はそれを苦々しく思っていた。やがてコナーは、サリヴァンの妻アニー(ジェニファー・ジェイソン・リー)と次男ピーター(リーアム・エイケン)の命を奪う。サリヴァンは生き残った長男ジュニア(タイラー・ホークリン)と共にシカゴへ旅立ち、コナーへの復讐を誓う。
ギャング世界の掟と、父と息子の絆を描いた人間ドラマ。監督・製作は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。脚本は「13デイズ」のデイヴィッド・セルフ。撮影は「アメリカン・ビューティー」のコンラッド・L・ホール。出演はトム・ハンクス、ポール・ニューマン・ジュード・ロウといった豪華なメンバーですが実はこの作品にはあの6代目ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグも悪役として出演してるんですでも観た感じではあんまり印象に残らない演技力だったかなと思います。こりゃあ違う意味で「カジノ・ロワイヤル」が楽しみだわ(笑)さて今回の作品ですが「アカデミー作品賞の最有力候補」と言われ第75回アカデミー賞では作品賞を除く6部門にノミネートされましたが受賞は撮影賞のみでした。まぁ撮影賞だけに止まった理由が何となく分かるような気もします…。主演のトム・ハンクスよりジュード・ロウの方が印象的だったり。ラストの終わり方が中途半端なのでベースが“ギャング物”なのか“親子愛”なのかそこら辺もハッキリしなくて何だか嫌でしたでも作品賞取っただけの事はあって細かい小道具とかがちゃんと作られていたと思います。個人的に一番好きなシーンはトムとジュード・ロウのBarでの会話シーンですかね。あれはすごくドキドキしました

この作品の評価・・・・78点
コメント (1)
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