股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

嫌われ松子の一生

2006年11月10日 23時31分38秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年5月27日公開
監督・脚色 : 中島哲也
出演 : 中谷美紀,瑛太,伊勢谷友介,香川照之,市川実日子
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昭和22年。福岡県でひとりの女の子が誕生した。お姫様のような人生を夢見る彼女の名は川尻松子。教師になり爽やかな同僚とイイ感じになるも、セクハラ教師のせいで辞職に追いやられる。ここから、松子の転落人生が坂を転がり落ちるがごとく、始まっていく。愛を求める松子の前にはさまざまな男が現れるが、彼女の選択はことごとく不幸へと繋がってしまうのだった。53歳、河川敷で死体となって発見された彼女の生涯を探る甥が見たものは?
山田宗樹の人気小説を映画化した話題作。夢を抱いて就いた教師の職をクビになり、どうみてもダメダメな文学青年にお金を貢ぐ日々。やがてソープ嬢となり、挙げ句の果てにヒモを殺害。刑務所に入ることに。そんな壮絶すぎる女・松子の人生は、不幸なはずなのに、なぜか彼女を応援したくなってくる。男たちに利用され、搾取され、捨てられる松子。でも彼女は誰を責める訳でもない。不器用で一生懸命な松子を、「松子を演じるために女優を続けてきたのかもしれない」と話す中谷美紀が熱演し、これまでにない顔を見せる。そして「下妻物語」の中島監督がCGやミュージカル・シーンを挿入するなど、原作小説に敬意を払いながらも挑戦的な演出で、愛すべき松子の一生を作り上げた。
現在TBSで放送されているドラマ版はイマイチ面白くないのですが、映画の方は大ヒットしただけあって楽しめたと思います♪とにかく出演者が超豪華!!2時間チョイの映画の中で次々と俳優や歌手や芸人が登場してくるので飽きる事がありませんでした。個人的には片平なぎさの役どころがお気に入りです(笑)そして何より脚本が良い!驚くほど不幸な松子の転落人生をコメディタッチに描いているところが、普通に描くより何倍も面白いなと思いました1人の人間の生涯をここまでテンポよく描いた監督に拍手を送りたい主役の中谷美紀も体当たり演技だったと思います。あんなにハッチャけて演技が出来る女優はそうはいないでしょう笑いも多い作品ですがその中にもちゃんと感動も含まれているので色んな気持ちで観れますよ。どちらかと言えばミュージカルのジャンルに入るかもしれないこの作品。ミュージカル=洋画というイメージがありましたが、今回の作品を観て“邦画もええやん♪”と思いましたぁ~

この作品の評価・・・・80点
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ただ、君を愛してる

2006年11月10日 00時51分35秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年10月28日公開
監督 : 新城毅彦
出演 : 玉木宏,宮崎あおい,小出恵介,上原美佐,黒木メイサ
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大学入学式の日、誠人は幼い容姿の個性的な女の子、静流と出会う。コンプレックスのため、人とうまく付き合えない誠人だったが、彼女とは自然に打ち解けることができた。静流も誠人といつもいっしょにいたい気持ちから、カメラを手にするようになる。そんな二人は毎日のように森へ写真撮影に出掛けていく。しかし、誠人は同級生のみゆきに想いを寄せていた。いつも一緒にいるのに静流のことは女の子として見ていない誠人。誠人のために静流は大人の女性になろうと決心する。
原作は、映画、そしてドラマ化と社会現象となった「いま、会いにゆきます」の市川拓司。2003年に公開された映画『恋愛寫眞 Collage of Our life』のアナザーストーリーとして書き上げられた小説「恋愛寫眞 もうひとつの物語」は、2003年の発売後大きな話題となった。本作で近視メガネにスモック姿という、ちょっと変わった風貌でありながら、好きな人には「好き」と素直に伝えられる女の子を演じた宮崎あおいがとてもチャーミング。誠人と静流のキスシーンは観る者の記憶に残る名シーンだ。
自分の友達の友達の叔父さんが監督ってことで何故か余計に観たくなってしまい、観てきましたぁ(笑)色んなレビューを観る限りでは泣けた!っていう感想がほとんどのようです。「いま、会いにゆきます」はイマイチ好きになれなかったので今回も不安を持ちつつ観ましたが、個人的な感想を言うと“ん~ちょっとなぁ…”って感じです。宮崎あおいの演技はすごく上手いし、確かに話の流れはすごく良いと思った。けど、有りがちな話だったし「私はただ、好きな人が好きな人を 好きになりたかっただけ。」って言葉にジーンときたしね♪そして森のシーンは「いま会い」を思い出させるぐらい幻想的でした。でも大学のすぐ近くに誰も知らない綺麗な湖があること自体おかしいんだけどね(笑)この作品で注目したいのは宮崎あおいの一つ一つの台詞。「私はただ、好きな…」もそうだけど、他にも良い台詞がたくさんありました「恋をしたら死んじゃう病気なの」という台詞は最初意味が分かりませんでしたが、全部観終わってからその意味が分かって少し感動しましたな。でも宮崎あおいは可愛すぎるし、玉木宏はカッコよすぎるから、2人とも友達がいないようには見えなかったです眼鏡を外した時の宮崎あおいなんて可愛すぎるし(笑)それに、後半はテンポよく進んでた気がしたけど、前半が少し流れが遅いような感じがしました。英語科に通っているはずの玉木宏が“thank you!"しか言わなかったのも少し気になりましたけど(笑)ラストの個展のシーンは一番良かったかも♪そんで大塚愛の曲は最高だわこの曲を聴いて泣いた人も多いはずです。まぁ友達は隣で号泣してたけど自分は泣けませんでした。でも女性客はほとんどが泣いてたようなので、観る価値はありますよ!先日観た「涙そうそう」よりは本作の方が良かったと思うべ~

この作品の評価・・・・75点
コメント (3)
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