股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

マリー・アントワネットに別れをつげて

2013年07月11日 15時32分30秒 | 映画評論マ行
製作年:2012年
製作国:フランス/スペイン
2012年12月15日公開
監督:ブノワ・ジャコー
出演:レア・セドゥー,ダイアン・クルーガー,ヴィルジニー・ルドワイヤン
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1789年7月14日、暴徒に襲撃されたバスティーユ牢獄が陥落しフランス革命が勃発。王妃マリー・アントワネットと、その寵愛を受けるポリニャック夫人らの名前が載った286名の処刑リストが出回り、ベルサイユに衝撃が走る。宮殿を逃げ出す貴族や召使が相次ぐ中、朗読係のシドニーは王妃に対する気持ちの深さから忠誠を誓うものの、王妃から思いも寄らない命令が下される。
さまざまな逸話などで語り継がれてきたフランス王妃マリー・アントワネットの朗読係の視点で、フランス革命の裏側を描いた歴史劇。シャンタル・トマのベストセラー小説「王妃に別れをつげて」を、『トスカ』のブノワ・ジャコー監督が映画化。『美しいひと』『美しき棘』のレア・セドゥー、『すべて彼女のために』ダイアン・クルーガー、『8人の女たち』のヴィルジニー・ルドワイヤンが共演。豪華絢爛な衣装や美術、実際のベルサイユ宮殿でロケを敢行した映像も見どころだ。

マリー・アントワネットに関する作品は今までに幾つか観てきました。この作品はマリー・アントワネットの朗読係の女性からの視点で綴るお話。朗読係のシドニーはマリー・アントワネットへの忠誠心が次第に高まっていくが、マリー・アントワネット本人はポリニャック公爵夫人に夢中。そのポリニャック公爵夫人の亡命が決まると、マリー・アントワネットはポリニャック公爵夫人の身代わりとなることをシドニーに要求するのです。贅沢三昧のマリー・アントワネットに対して、シドニーがそこまで惹かれていく理由がよく分かりませんでしたが、女性の気持ちは男には分からないものなのか(笑)1人の側近の女性から見た映画なのだけど、どうも作品に引き込まれない。フランス革命の緊張感というのも無いし、ベルサイユ宮殿の豪華さも感じられない。ラストの終わり方もモヤモヤが残ります。ストーリーにもう少し展開があれば良かった。レア・セドゥーの裸体を見れたから良しとするか…

でも朗読係の視点から描いたのは新鮮で良かったです。マリー・アントワネットの愛が自分に向いていないと悟ったシドニーの吹っ切れた表情が印象的でした。馬車から顔を出す姿は、まるで「殺してくれ」と言っているような。

この作品の評価・・・・60点

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