股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ゴッズ・オウン・カントリー

2019年07月17日 19時23分31秒 | 映画評論カ行
製作年:2017年
製作国:イギリス
日本公開:2018年12月2日
監督:フランシス・リー
出演:ジョシュ・オコナー,アレック・セカレアヌ,ジェマ・ジョーンズ
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祖母(ジェマ・ジョーンズ)と父親(イアン・ハート)に代わりヨークシャーの牧場を管理しているジョニー(ジョシュ・オコナー)は、酒とセックスで孤独と仕事の不満を紛らわしていた。羊の出産シーズンになり、季節労働者のゲオルゲ(アレック・セカレアヌ)がやってくる。当初彼らは反発し合っていたが、羊に優しく接するゲオルゲにジョニーは初めての感情を抱く。
イギリスの牧場で出会った男性同士のラブストーリー。牧場を管理する青年と季節労働者として雇われた男性が惹(ひ)かれ合う。監督を務めたのはフランシス・リー。ジョシュ・オコナーとアレック・セカレアヌが青年と労働者を演じ、『ナッシング・パーソナル』『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』などのイアン・ハートが青年の父親役で出演している。

イギリスの牧場で惹かれ合う男性同士のラブストーリー。「君の名前で僕を呼んで」と「ブロークバック・マウンテン」を混ぜた感じの内容。「君の名前で僕を呼んで」ほどの美しさは無く、実際はこういう感じなのだろうというリアルな同性愛が描かれていました。ゲイのジョニーは一回限りの関係を繰り返して生活をしていたが、ゲオルゲとの出会いによって最初は徐々に恋心が生まれてキスを受け入れるのは「ブロークバック・マウンテン」に似ているかも。あまりセリフが多くない映画でしたが、表情や目の動きから心の葛藤だったりが見えてきてそれが妙にリアルでした。言葉が無くても互いに思っていることが分かるっていうのがちょっと共感できるところでした。同性愛をテーマにした映画はこれまでたくさんありましたが、同性愛ならではく障壁を描いているわけではなく、ただただ2人の恋模様をストレートに描いたラブストーリーに仕上がっています。泥と汗にまみれながら愛し合う姿は繊細で切なくも美しくもありました。
ジョニーが勇気を振り絞ってゲオルゲに会いに行くラスト。切なかったですが心温まる終わり方でハッピーエンドでした♪ダメ人間だったジョニーでしたが、最後は純粋な男性になっていましたね。2人がいつまでも幸せに暮らしてほしいと思いました。
※絡みのシーンがかなりリアルなので苦手な人もいるかもしれません

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
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