股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

君たちはどう生きるか

2023年07月20日 22時06分52秒 | 映画評論カ行

製作年:2023年
製作国:日本
日本公開:2023年7月14日
監督:宮崎駿
出演:山時聡真,木村拓哉,木村佳乃,菅田将暉,あいみょん,柴咲コウ,小林薫


僕はこの作品をどう見るか…。久しぶりに映画館の大きなスクリーンでジブリ作品。あらすじや、声優など事前に情報は全く明かされないまま公開に至りました。
一言で感想を言うと「難解な映画」です。まず子供向けには作られていません。大人でも一回観たくらいじゃ理解できません。僕も鑑賞中、ずっと頭の中に?マークがありましたし、観終わってから、あらすじ解説を読んでも“ふ~ん、そっかぁ…”くらいの理解度です。ただ、ジブリらしさも所々に感じられますし、過去作のオマージュが散りばめられていて、今までのジブリ作品を観てきたファンなら懐かしさを感じられると思います。難解な映画とは言いましたが、王道のファンタジー物語を宮崎駿のような天才が手掛けたことで、天才にしか理解できないような超ファンタジーな仕上がりになってしまった感があります。この映画は母を亡くした主人公の眞人が、母の過去を知り、母の想いを知り、母の愛を知ったことで生きる意味を知る成長の物語でした。どの時代でも、どの世界でも、自分の選択に責任を持ち、自分の選択によって道が開いていくということ。どう生きていくかは自分次第。そして争いや憎しみからは何も生まれないこと。そんな感じのメッセージ性は伝わってきます。しかし言いたい事は何となく分かるのだけど、やっぱりスッキリしないし共感や感動も無い。今までのジブリ映画のような印象的なジブリキャラクターもいない。
身体中、インコの糞まみれになっているのに「かわいい♡」と言えるジブリキャラクターのような寛容な心を持ちたい(笑)

宮崎駿監督の引退するする詐欺は有名ですが、おそらく本作が本当の引退作品になりそうですね。僕的にはジブリ映画のピークは「千と千尋の神隠し」。最近のジブリはストーリーが複雑な作品ばかりな気がします。若い世代からまた新たな天才、名作が生まれることを期待しています。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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