股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

メインストリーム

2021年09月29日 22時57分51秒 | 映画評論マ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年10月8日
監督:ジア・コッポラ
出演:アンドリュー・ガーフィールド,マヤ・ホーク,ナット・ウルフ
映画『メインストリーム』オフィシャルサイト

YouTubeに動画をアップロードしているフランキー(マヤ・ホーク)は、ネット上での成功を夢見るが、さえない日々を抜け出せずにいた。ある日、風変わりな青年リンク(アンドリュー・ガーフィールド)と出会った彼女は、作家志望の友人ジェイク(ナット・ウルフ)を巻き込み本格的に映像製作を開始。リンクの破天荒な言動を撮った動画をYouTubeにアップすると、予想外の再生数と高評価を記録し、3人はSNS界でもてはやされていく。名声を得る一方で、リンクの言動は過激さを増していく。
インターネットの世界で成功を夢見る若者たちの行方を描いた問題作。YouTubeにアップロードした動画をきっかけに一躍人気者となるも、さらなる評価を求めて暴走していく。メガホンを取ったのは『パロアルト・ストーリー』などのジア・コッポラ。過激なYouTuberとなっていく主人公を『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどのアンドリュー・ガーフィールド、彼と出会い運命が狂いだすヒロインをユマ・サーマンとイーサン・ホークの娘マヤ・ホークが演じるほか、『キル・チーム』などのナット・ウルフらが共演する。

Filmarksさんのオンライン試写会にて鑑賞。アンドリュー・ガーフィールドの隣に、見たことある人がいるなぁと思ったらローラでした。SNSの世界で成功を掴もうとする若者たちの夢と現実を描いた本作。SNSが身近な存在になった現代社会。誰もが“有名になりたい”“大金を手に入れたい”“大勢の人に評価されたい”とSNSに依存するようになっている人も多いはず。皆が承認欲求を持っているはず。
しかし期待していた内容とは違っていて、主人公の狂気や暴走がメインで描かれていました。主人公の破天荒なキャラクターも、もう少し共感できる部分があれば良かったのですが、ただの頭のおかしい人という印象しかありません…。もっとSNS依存や、SNSでの誹謗中傷などの社会問題と、その解決への糸口みたいなものを見たかったので、余計な要素が色々入り込んでいて観終わった後でスッキリはできませんでした。あの終わり方は果たして正解なのでしょうか?でも“成功するためには手段を選ばない”という人間の愚かさと、SNSが人の人生を変えてしまう怖さは感じました。どこの国にも過激なYouTuberっているのよね。
アンドリュー・ガーフィールドってスパイダーマンとは正反対の、破天荒なキャラクターもよく似合う!見事な怪演でした!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする