股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち

2019年03月30日 13時13分16秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:タイ
日本公開:2018年9月22日
監督:ナタウット・プーンピリヤ
出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン,チャーノン・サンティナトーンクン
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頭のいいリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、進学校に特待生として転入する。彼女はテストのときにある方法で友人を救ったことが評判になり、さらに指の動きを暗号化する「ピアノレッスン」方式を編み出して、多くの生徒を高得点に導く。彼女は、アメリカの大学に留学するための大学統一入試「STIC」に挑もうとしていた。
高校生たちによるカンニングを描いたクライムドラマ。天才的な頭脳を持つヒロインがテストで友人を救ったことをきっかけに、入試でトリックを仕掛けようとするさまを描き出す。監督はショートフィルムなどを手掛けてきたナタウット・プーンピリヤ。モデル出身のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが主演を務めた。共演は、チャーノン・サンティナトーンクン、イッサヤー・ホースワンら。


高校生たちの集団カンニングを描いたドラマ。天才的な頭脳を持った女子高校生が、緻密に計算しつくされたカンニング方法で仲間たちを試験に合格させようとするお話。タイ映画はなかなか観る機会がありませんでしたが、これがなかなか良くできておりました!悪いことをしているけど、思わず拍手していまいそうなほどのトリック。世の中なんでもビジネスになるんですね。ヒロインのリンの鋭い目つきがまたゾクっとしてしまう。高校生だからこその無知さや、大胆さ、若さゆえの行動がまた観ていて面白いです。カンニングで最後までこんなにドキドキ楽しめる映画が作れるとは見事です。しかしここまで大掛かりなトリックをし続けてバレないところは、ちょっと違和感がありました。特に最後の試験の試験官が大勢がいる駅の中からリンを探し出す展開は違和感しかない(笑)もちろんやってる事は悪いことですから主人公たちに共感はできませんね。カンニングをして良い大学に入っても、大金を手に入れても、本当の幸せは手に入らないのだと感じました。お父さんの気持ちを思うと切ない…。希望の光が見えるバッドエンドでした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
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