股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ブラック・クランズマン

2019年03月28日 12時31分20秒 | 映画評論ハ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年3月22日
監督:スパイク・リー
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン,アダム・ドライヴァー,トファー・グレイス
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アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捜査のために電話で白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募する。黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。
『ドゥ・ザ・ライト・シング』などのスパイク・リーがメガホンを取り、第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した実録ドラマ。1970年代末のアメリカを舞台に、2人の刑事が過激な団体で潜入捜査する。ドラマシリーズ「Ballers/ボウラーズ」などのジョン・デヴィッド・ワシントン、『ハングリー・ハーツ』などのアダム・ドライヴァーのほか、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンらが出演する。

1970年代のアメリカを舞台に、2人の刑事が過激な白人至上主義の団体に潜入捜査をする実録ドラマ。本年後アカデミー賞では脚色賞を獲得しました。主役のジョン・デヴィッド・ワシントンのコミカルな演技が良いです。調べたらデンゼル・ワシントンの息子ということで、親子で凄い才能をお持ちですね(笑)実話を基に作られている本作。白人至上主義団体KKKに極秘潜入しようとする黒人刑事。実際には白人刑事が潜入し、黒人刑事は電話でやり取りをする。コメディ風に作られているのかと思いきや、最初はコメディで物語が進むにつれて真面目なシリアス物になっていきました。特に最後の映像は言葉を失うほどの衝撃映像です…。多少の無理やり感と雑な部分がありましたが、程よい緊張感があり最後ま見応えがありました。白人主義の主張と黒人主義の主張。どちらも共感できなくもない。
黒人差別の映画は今までもたくさん公開されてきましたが、今でもこうして多くの映画が公開される理由は、この話から50年経った現在でも人種差別が行われているからなのだろう。トランプ大統領が国境に壁を作ろうとしていることが、どれほどの血と涙を流すことになるのか、この映画を観て改めて気付かされました。外国の話だから僕等には関係ないと思っていても、将来的には日本も移民を受け入れて同じような状況になるかもしれない。悲しいが差別は一生無くならないのかも…
「グリーンブック」とは全く違う視点から描いた作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
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