製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年3月1日公開
監督:マーティン・スコセッシ
出演:エイサ・バターフィールド,クロエ・グレース・モレッツ,サシャ・バロン・コーエン
official site
1930年代のフランスはパリ。父を火事で失ったヒューゴは、駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。独りぼっちになった彼の唯一の友だちは、父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、機械人形の修理に必要な“ハート型の鍵”を持った少女イザベルと、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュに出逢う。やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージが機械人形に隠されていることを知る。機械人形に導かれたヒューゴの、世界を修理するための冒険が今、始まる。
スコセッシ監督が1930年代のパリを舞台に、初めて3Dに挑戦。鍵となるのは“機械人形”と“映画”だ。父がヒューゴに遺した機械人形の修理が完了した時、機械人形は動き出し、「ジョルジュ・メリエス」という署名の入った月の絵を描く。その名はイザベルの養父の名前であり、映画界からこつ然と姿を消した、世界初の職業映画監督の名前でもある。子どもたちの冒険が老人の頑な心を溶かし、忘れていた映画への夢を蘇らせるという、映画への愛にあふれた一作。
本年度アカデミー賞で作品賞と 監督賞を含む最多11部門でノミネートされた。惜しくも作品賞は逃してしましたが、撮影賞、美術賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞の最多5部門を受賞しました。
3D効果って「アバター」以来、アタリが無かったので今回も2Dで観るつもりでしたが、行った映画館が3D上映のみだったのでメガネをかけて鑑賞。週末だったので前から2列目しか空いてない!スクリーンの近さがハンパない!これは失敗したかなと思いましたが、3Dが予想以上に良かったです♪そのおかげで映画冒頭から自分がスクリーンの中にいるような感覚。これは「アバター」以来の3Dアタリかもよ!?
さて、話題の本作ですが、さすが『タクシードライバー』『ディパーテッド』の巨匠マーティン・スコセッシ監督です。細かいところまで丁寧に描かれています。パパ・ジョルジュ製作の映画の描写が特に好きです。こうやって昔の人は映画を作ってきたのかと思うと、映画の素晴らしさが伝わってきます。
しかしストーリーを考えると、タイトルと内容が合ってないような気がします。「ヒューゴの不思議な発明」ってタイトルだけど…ぶっちゃけヒューゴは何も発明してないよね?(笑)ヒューゴのお父さんも何かしたわけじゃないし、パパ・ジョルジュが全てを作り上げてきた印象を持ちました。ヒューゴと、友達の女の子が駅の中を冒険して、怪しげな人形を完成させて…さぁここから話が広がる!?のかと思いきやそうでもなかった人形が書いた絵がヒューゴのお父さんからのメッセージだったら話が感動的になったと個人的には思います。人形をもっと活かした演出を期待してたのに、残念でした。公安官や花屋のラブストーリーもこの映画に必要あったかな?
ストーリーとしては物足りなさもあります。ファンタジー映画のように見えますが子供向けではない。しかし、映像の綺麗さや全体の雰囲気の良さと映画製作への人々の熱意を感じられる作品だと思います。
この作品の評価・・・・67点
製作国:アメリカ
2012年3月1日公開
監督:マーティン・スコセッシ
出演:エイサ・バターフィールド,クロエ・グレース・モレッツ,サシャ・バロン・コーエン
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1930年代のフランスはパリ。父を火事で失ったヒューゴは、駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。独りぼっちになった彼の唯一の友だちは、父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、機械人形の修理に必要な“ハート型の鍵”を持った少女イザベルと、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュに出逢う。やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージが機械人形に隠されていることを知る。機械人形に導かれたヒューゴの、世界を修理するための冒険が今、始まる。
スコセッシ監督が1930年代のパリを舞台に、初めて3Dに挑戦。鍵となるのは“機械人形”と“映画”だ。父がヒューゴに遺した機械人形の修理が完了した時、機械人形は動き出し、「ジョルジュ・メリエス」という署名の入った月の絵を描く。その名はイザベルの養父の名前であり、映画界からこつ然と姿を消した、世界初の職業映画監督の名前でもある。子どもたちの冒険が老人の頑な心を溶かし、忘れていた映画への夢を蘇らせるという、映画への愛にあふれた一作。
本年度アカデミー賞で作品賞と 監督賞を含む最多11部門でノミネートされた。惜しくも作品賞は逃してしましたが、撮影賞、美術賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞の最多5部門を受賞しました。
3D効果って「アバター」以来、アタリが無かったので今回も2Dで観るつもりでしたが、行った映画館が3D上映のみだったのでメガネをかけて鑑賞。週末だったので前から2列目しか空いてない!スクリーンの近さがハンパない!これは失敗したかなと思いましたが、3Dが予想以上に良かったです♪そのおかげで映画冒頭から自分がスクリーンの中にいるような感覚。これは「アバター」以来の3Dアタリかもよ!?
さて、話題の本作ですが、さすが『タクシードライバー』『ディパーテッド』の巨匠マーティン・スコセッシ監督です。細かいところまで丁寧に描かれています。パパ・ジョルジュ製作の映画の描写が特に好きです。こうやって昔の人は映画を作ってきたのかと思うと、映画の素晴らしさが伝わってきます。
しかしストーリーを考えると、タイトルと内容が合ってないような気がします。「ヒューゴの不思議な発明」ってタイトルだけど…ぶっちゃけヒューゴは何も発明してないよね?(笑)ヒューゴのお父さんも何かしたわけじゃないし、パパ・ジョルジュが全てを作り上げてきた印象を持ちました。ヒューゴと、友達の女の子が駅の中を冒険して、怪しげな人形を完成させて…さぁここから話が広がる!?のかと思いきやそうでもなかった人形が書いた絵がヒューゴのお父さんからのメッセージだったら話が感動的になったと個人的には思います。人形をもっと活かした演出を期待してたのに、残念でした。公安官や花屋のラブストーリーもこの映画に必要あったかな?
ストーリーとしては物足りなさもあります。ファンタジー映画のように見えますが子供向けではない。しかし、映像の綺麗さや全体の雰囲気の良さと映画製作への人々の熱意を感じられる作品だと思います。
この作品の評価・・・・67点