股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

大鹿村騒動記

2012年03月16日 01時24分56秒 | 映画評論ア行
製作年:2011年
製作国:日本
2011年7月16日公開
監督:阪本順治
出演:原田芳雄,大楠道代,岸部一徳,佐藤浩市,松たか子
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雄大な南アルプスの麓にある長野県大鹿村でシカ料理店を営む初老の男・風祭善は、300年以上の歴史を持つ村歌舞伎の花形役者。ひとたび舞台に立てば、見物の声援を一身にあびる存在である。だが実生活では女房に逃げられ、あわれ独り身をかこっていた。そんなある日、公演を5日後に控えた折も折、18年前に駆け落ちした妻・貴子と幼なじみの治(岸部一徳)が帰ってくる。脳の疾患で記憶をなくしつつある貴子をいきなり返され、途方に暮れる善。強がりながらも心は千々に乱れ、ついには芝居を投げ出してしまう。仲間や村人たちが固唾を呑んで見守るなか、刻々と近づく公演日。そこに大型台風まで加わって…。
南アルプスの懐に抱かれた山村・大鹿村で、300年以上受け継がれてきた村歌舞伎を背景に、日本映画界が誇る名優たちが繰り広げる、人間味あふれる群像喜劇。主演を務めた原田芳雄が、「自分の原点を確認するためにどうしてもやっておきたい」と切望した作品なのだそうだ。そんな原田とこれまで6本の作品でタッグを組んできた阪本順治監督がメガホンをとり、阪本組の常連俳優たちが集結した贅沢な一本だ。

原田芳雄の遺作となった本作。豪華な役者陣が脇を固めています。ストーリーに大きな展開があるわけではありませんが、大鹿村で起きる日常の出来事を切り取ったような話です。幼馴染と駆け落ちした妻が、認知症になって戻ってきた。主人公と幼馴染と妻のドタバタ三角関係という感じ。例え認知症になっても、普通に接して同じ村歌舞伎の舞台に立つまでの展開や、妻に対する善の愛情が心温まります。大鹿村の穏やかな空気感が伝わってはきましたが、全体的に地味な演出なので物足りなさを感じました。ハリウッドの濃いアクションに慣れてしまってるせいか薄味は物足りない(笑)
役者さんの演技は素晴らしかったです♪原田芳雄の演技を見ることができないと思うと残念です…

この作品の評価・・・・65点
コメント
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