股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

県庁の星

2006年02月27日 16時10分21秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2005年
製作国 : 日本
2006/02/25公開
監督 : 西谷弘
出演 : 織田裕二,柴咲コウ,佐々木蔵之介
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K県庁のエリート公務員・野村は、200億円をかけたプロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている。プロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため、半年間の研修に借り出された野村は、三流スーパー「満天堂」に派遣されることに。パート従業員の二宮が野村の教育係になるが、役所のスキルを押し通そうとする野村は、スーパーの現場に馴染めない。その頃県庁では、野村抜きでプロジェクトが動きはじめてしまう。
実写邦画歴代1位を獲得した「踊る大捜査線THE MOVIE2」の織田裕二、「着信アリ」「世界の中心で、愛をさけぶ」といった出演する作品全てが大ヒットする柴咲コウ。まさに日本映画の2大ヒットメーカーの競演作品であり今年の話題作の一つである。スーパーが舞台と言えば思い出すのは10年以上前?に観た「スーパーの女」という映画。関係ない話になるがあの作品は当時幼稚園だった俺でも楽しめた。本作「県庁の星」はその「スーパーの女」に似ているなと観ていて思ったしかしエリート公務員が庶民の店で葛藤する姿はなかなか面白かったです。柴咲コウのちょっと性格はキツイんだけど実は優しい女店員役はまさにピッタリだったと思う。織田裕二の方は前半のスーツ姿は完全に「踊る大捜査線」のイメージ...いやっこの前の月9「ラスト・クリスマス」の方が近いか...ってな気がしたwがっ、エプロンを着ると今までにない印象が出て良かったと思う
さて肝心の内容なんですが、現在の税金の無駄使いを代わりに主張してくれている所は国民として嬉しい。どう見ても金の無駄である200億円の老人ホーム建設や県庁のエリート公務員がコーヒー豆(?)を平気で捨てる姿等は、ぜひ本物の県庁職員に観てもらいたいw主役2人以外の人達も個性的で面白いが、ここで一つ衝撃的な映像が!?売れ残ったアジフライ(?)をもう一度揚げて再び売り物にしてたこれは法律上いいのか?いやっ良いとしても消費者としては、こういう映像を見せられると実際にもこんな事してるんじゃないかと思ってしまう。そして消費者団体や消防局の査察が来るのだが誰がどう見てもスーパーには合わない格好で堂々と店の入り口から入ってくる実際にこんな人達一度も見た事ないですが...ちょっとオーバーな演出なのではないかと思う。作品全体では笑える所も無く、大した展開も無く、観ていて話の流れが読めてしまったしかもラストは織田裕二がスーパーに残るかと思いきや性格福祉課という中途半端な部署に行ってしまったのが謎wこれなら「僕はスーパーに残りたいんです!」とか言ってくれた方がスッキリする。映画じゃなくて2時間ドラマにした方が良かったんじゃないの?最後に一言付け加えるとしたら、店を経営していて従業員を雇っている人には良いアドバイスを与えてくれる作品だと思う

この作品の評価・・・・71点
コメント (4)
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