日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

偲ぶ会に行来ました

2007年06月17日 | Weblog
 梅雨入りと聞いて、毎日天気予報が気になる毎日なってきました…というのもつかの間、それをまったく感じない日もあるものです。それが土曜日の今日でした。晴れ、微風、湿度が少なめとなると「サラッとして気持ちのいい日」一日だった思います。
 そんな土曜日の午後、以前からガンで入院し胃部を全部切除しそれでも頑張っていた元上司が亡くなり、その「偲ぶ会」に出席してきました。
 今年いただいた年賀状には「病気も少しずつだが順調に快復のみこみあり…、これからは自分のやりたいことを最大限優先させあとは、いつきても覚悟はできた…」と書いてありました。本人の希望でお通夜と葬式は身内で全部すましたとのことです。その代わり、「死んだら、いつも飲みによっていた有楽町の「居酒屋」で偲ぶ会を次のメンバーを呼んで是非、やってほしい」と地元の友達に託し、今日をむかえたとのことでした。
 集まった人たちの顔ぶれは、生前の多趣味なNさんのありようがうかがえました。ゴルフの、カラオケ、映画、自転車サイクリングの仲間、そしてぼくのように会社の仲間がおよそ40人ばかり集まりました。
 ぼくが印象にのこっているのは、野球の会社のトーナメント戦で骨折したときアパートで療養している日曜日、ひょっこり自転車にのってお団子を買って来てくれたことでした。そんな映画のお話もたくさんしたように記憶しています。1年ほど前にお見舞いに行った時も映画の話でした。
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 もう、こういう上司は二度とお目にかかれないだろうと思っています。今は自分の生活に追われ、さらには自分の地位ばかり追いかけている今の上司の下で働いているぼくにとっては何とも、人間くさく迷いも、悲しがりもした人でした。そう思いつつ、今日は働いてきて本当にいい一日だと思える日であったと思います。
 Nさんが亡くなってからこんな思いをぼくに持たせる人というのはやっぱり偉大な人だったように思います。そして、今日集まった人たちと会話をしているとなんの違和感もなくスムーズにできる人間関係をつくってくれた先輩に感謝してもしきれないでしょう。
 先輩の遺してくれたぼくへの宝物は「モノじゃなくて、こういった人間関係をつくっていけよ!」といっているような今日一日の出来事であったように思います。さらには。懐かしい人、始めてお会い出来た人それぞれ、「違う場所や時間に住んでいるが人と人の関係は裏切りや妬みもあるだろうが、その仲間でもいい人は自分でつくれ…ヨ」といっているように思えました。
 「邂逅」という言葉がありますが、先に逝った人、まだ逝かない人、その全ての人は誰かの手によってめぐり合わされているようです。
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 最後に、ぼくは後輩にいったい何を遺せるだろうかと思いました。
 いい一日、時間をありがとう。
 合掌。
 *読んでくださった方、ありがとうございました。

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