日々徒然に

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  あしたを考える一日をつくりたいね……

ときどき「文学」読んでいますか?

2008年09月14日 | Weblog
 散歩をするにはいい季節になってきました。
休日の朝、近所の公園を散歩をしていると銀杏の実が落ちていました。セミの声もどことなくすくなってきました。季節を音で表現するのであれば、夏はセミの声が一番だろう…と思いました。それも、セミの鳴き声も初夏はニイニゼミ、真夏はアブラゼミ、クマゼミ、さらには晩夏はツクツクホウシ、ヒグラシと変わっていくようです。気づきませんか?。おまけにあかトンボもたくさん飛んでいました。涼しくなってきたようです。
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 さて連休の初日(13日・土曜)、知人の誘いもあって東京学芸大学で『「種蒔く人」から「文藝戦線」85周年、そして出発』というテーマで講演会があり行ってきました。はじめは2時間くらいだろうと甘い予想をうらぎって13時から17時と4時間というながい時間の交流と講演会でした。いやいや疲れました…。それでも、参加者の熱気によって終わってみれば充実した時間であったように思います。
 とくに基調講演をした秋田魁新聞の論説委員、大地進さんの話は種蒔く人に参加した小牧近江と金子洋文の運命を対比させつつ「種蒔くひと」をたちあげたいくさつなどの講演に両作家のジャーナリストと文学者として使命がすごいものだと思いました。関東大震災のとき朝鮮人虐殺が多く起きたなか、勇気をもってやめるよう告発したり、支援を訴えたりと苦しい時代でも彼らの熱意をささえたのはいったいなんだったろうと思えました。講演のなか当時(大正12年)の新聞のコピーも配布され当時の様子もうかがえて具体的で興味をもちました。
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 最近「蟹工船」小林多喜二著が多くの若者に読まれているそうです。そんなことおあって少し興味もあり参加したものでした。昔は自然や警察権力によって多くのジャーナリストや朝鮮人など罪もない人たちが生命をおとしたようです。いまは、企業に利益のために過労死や病気(うつ病など)がつくられ多くの人たちが生命を落としています。さらには、兵器はかわりつつも戦争は世界のどこかで起こっています。
 そこで私たちができる最低のこと…が問われているのではないかと思います。
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*読んでくださった方、ありがとうございました。

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