日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

11月。寒さも近づいてきました。

2017年11月05日 | Weblog


 こんにちは…。
 日ごとに寒さがましてくるこのごろです。久しぶりに晴れた多摩川散歩にいってきましたが、足元からよく飛んでいた虫たちも少なくなってしました。寒さが近づくにつれ、冬ごもりの準備をし始めたようです。土手でいちばん元気なのはあいかわらず、土手いっぱいバーベキューでの匂いをつくっている人間たちであるようです。天気もいいし、寒さもなくて青空の下での食事もさぞかしおいしいことでしょうね。
 春は花見で、夏は花火大会の下で、秋は青空の下でと人間の楽しみ方はアルコールをまんなかに楽しみをつくる知恵が季節ごとにみられます。散歩の途中、ついそんな光景に足をとめてみつめてしまいます。うまそうにビール片手に気持ちがいいでしょうね。

 さて、今週はいやな事件がありましたね。
 神奈川県座間市で「9人殺害事件」がありました。なんともやるせない事件でした。人間の弱さがSNSなどによってカバーするどころか、それを利用した事件であるのではないかと思います。いったいこの事件はなにが原因でおきてきたのでしょうか。以前、スチュアート ウッズ 著『警察署長』という小説を読んだことがありました。ある田舎で起きた、青少年誘拐殺人事件でした。

 物語は1920年冬、ジョージア州の田舎町デラノの郊外で若者の全裸死体が発見された。就任間もない初代警察署長ウィル・ヘンリー・リーは、秘密結社K・K・Kの犯行と見て捜査を開始する。だが、検視の結果判明したのは、死体が警察関係者の手によって尋問された形跡があるという事実だった。一体、犯人は何者なのか?調査の末、やがて意外な人物が浮かびあがるが、そのときウィル・ヘンリーを思わぬ事件が襲った!南部の小都市を舞台に、40数年に及ぶ殺人事件を多彩な登場人物を配して描く大河警察小説。アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞受賞作。(本紹介より抜粋)
 人間のもろさ、怖さを十分みせつけた事件だと思えます。

トヨタ自動車やホンダなどで大手自動車メーカーが、期間従業員が期限を切らない契約に切り替わるのを避けるよう、雇用ルールを変更したことがわかった。改正恵労働契約法で定められた無期への転換が本格化する来年4月を前に、すべての自動車大手が期間従業員の無期転換を免れることになる。雇用改善が「骨抜き」になりかねない状況だ(11月4日・朝日)。

 改正労働契約法は大量の雇い止めが社会問題になってできた法律だ。通算で5年同じ会社で働いた労働者は、5年以降は会社に対して無期雇用にできるようにするもの。ところが、契約終了から空白期間が6か月あると、それ以前の契約期間はリセットされ通算されないことになるとした法改正を実施できるようにしている。
 あまりよくわからないが、ひらたく言えば5年間働けばそれ以降は労働者が有利に契約を無期限にできて、経営者側に勝手に契約破棄ができないようになったということだろう。当然といえば当然だと思う。5年間もまにめに勤めあげたきた会社を会社の都合で勝手に解雇できるようになれば、経営者の責任もないし、会社の不都合も隠ぺいで来てしまう方向になってしまう。健全な会社も労働も危ぶまれるということだろう。(事実、最近大手企業の偽装事件が発生しているしね)
 はたして今後、どうなっていくのだろうか。「働き方改革」では残業代ゼロ法案がはばをきかせているし、最近、首相直々に経営者側に来春闘の賃上げを要請したニュースは記憶に新しい。これを連合はいったいどう考えているのだろうか。今年、残業時間の関連で連合が一枚岩でないことがあきらかになった。けっきょく支持組合からもう反発でもとにもどった経過がある。
 もっとしっかりしてほしい反面、第4次安倍内閣とどう対応するのか、これからの労働運動の方向も決まる大事な時だと思う。

 今週、衆院選で大勝を経て発足した第4次安倍内閣。「謙虚」や「丁寧」を掲げる。特別国会の会期や野党の質問時間の削減をめぐり、「言行不一致」との懸念や批判が党内外に根強い。憲法改正や外交など難題を抱えての船出となる(11月2日・朝日)

 選挙前の「解散反対」の民意をふりきっての選挙。結果は大勝。
 とはいえ投票率は50%弱である。50%の約4割が与党票だったのだろう。しかし、残りの50%は何をしていたのだろうかという疑問が残った。これまでの安倍政権がやってきたことへの審判というよりは、現段階の安倍政権への支持率の再確認のような選挙結果であったように思う。だから、投票率の4割弱が支持率があったということだろう。だから他の人の民意ではないのではないかと思う。そして、憲法改正、経済政策(労働問題)、外交・安保問題を一気に思い通りにやろうとしているように見える。それが事実に、野党の質問時間を短縮し、持論ばかりを優先させる国会になるのではないかなあと思う。
 それはいいとか、悪いとかではなくて、政治を強行するような感じがする。




 一週間に一度の新聞でもちゃんと取材があり、記事の協力者への内容・写真の確認があり、さらには赤字校正、責了。そして印刷、発送というながれを経て読者に届く、ということをあらためて考えた一週間だった。どんなに小さな記事でも、それに関わった人には一度でも内容を確認して承認してもらわなくてはならない。勝手に内容を変更はできない。それが新聞の宿命みたいなものなのだろうか。
 連休前の当日、ちょっと気になることがあった。連休があるということは、新聞に関わる人たちも連休前であるということだ。つまりは、いつもの日の責了日ではなくなるということだ。「大丈夫かな…」と思いつつ出向していった。
 出向先にきて開口一番「今日はなんですか」と聞こえた。「???」
 「今日は新聞の責了日ですよ。それで来ました」と。編集部が一瞬「えー」とざわめいた。わたしもそのつもりで通勤してきたのだった。途中「大丈夫かな…」という不安はあったが、そんなことはないだろうと思いつつの通勤だった。
 ところが「えー」という声を聴いた瞬間から「やっちまった!」と思った。急いで編集長をつかまえて連絡だった。取材先からである。編集長の声が電車や車の音が混ざり合うなか聞こえてきた。「きょうはムリだよ。物理的に無理。無理」。遅版の記事の内容もまだきまっていないようだった。
 私はあ然としてしまった。
 と、言われても思いつつ、私の仕事が始まっていた。印刷所と発送先への責了日変更と今日の予定を連絡したのだった。印刷所では「困ったな。依頼先の印刷所も連休前で予定がきっちり入っているんだけど。それに発送人員も決まっているんですが…」とのことであった。「そこを何とか明日に、せめて午前中までというわけにはなりませんか?」という問答があった。「まあやってみるが期待はしないでね」ということで終わった。
 2時間ばかりして電話が鳴った。「もしもし、明日の一時までにあげてくれるという確約ができればオーケーだそうだ」との返事をもらった。なんとも、間に合ったと安堵したのだった。
 とはいえ、当日はあせったというところが正直な気持ちだった。なぜなら編集部員のなかには「わたしも今日責了だと思っていましたけれど」という情報もあったからだった。明日、今日という錯綜するなかでの疑心暗鬼はつらいものだ。そして「いったい誰がこんなデタラメをやっているんだ…」と怒ってもいた。すこし気を静めてみれば、まとまりのない編集部員の面々がうかんでくるのだった。さらには、一人で抱えるものが多すぎるのだろうとも思えたのだった。だから、責了日のことなど気に留めず取材にいってしまっているのだろうと…。
 これまで言ってきたように基本は「商品は一人では形にならない」ということが基本だなということをつくづく思い知らされた一週間だった。ということは関係者がまとまりさえすれば何でもうまくいくということかもしれない。意外とそれがいちばん難しいのですが、それさえうまくクリアーできれば何とかなるということを確信した週だった。
 ちなみに、変更責了日の前日の作業は夜おそくに終わったとのこと。自業自得だがやるせなかった。


 今週は「信じられない…」ことが起きたのには驚いた。自分のたちの商売にアナをあけるところだった。その分苦汁を飲んだ週でもあったように思う。油断をしていたのかそれとも誰もが他人任せの世の中なのか…ということを考えた週でもあった。これも「当たらずとも遠からず」ではないかのだろうか。なぜななら選挙結果から自分の働いて職場の現実がそのことを言っているかのようにも見えたからだった。
 まあ、人間のやることは思いもよらないことをやるものだ。神奈川県座間市で起きた事件もあった。これもわたしの日常からは「信じられない…」という言葉がでてきてしまう。なぜ、こうなってしまうのであろうか、と。

 ますます人をみる目が変わっていく。それは、「人イコール危険」という公式のような日常があたりまえになっていく怖さだろうか。その怖さから身を守るために「監視」が強化され、「密告」があり、お互いが不信感で日常が過ぎていくという怖さである。これは、歴史的にみればまさに次にくるのは「粛清」という政治的な怖さであもある。こんな事件が頻繁におきるようになると解決するために政治が強引に法律ができれば、人権も無視され怪しいものは「監視」され「密告」されるという連鎖だろうか。そして、身を守るために人々は沈黙が強制されような時代…。

 今回の座間市で起きた事件で、警察から時間とともに遺体の身元が明らかになっていく日々です。行方不明者の身元がわかっていいものか、わからない方がいいのか当事者たちの家族の人たちは日々が寒気を感じていることでしょう。人と人の距離がますます遠くなっていくということに不安も感じます。
 これは怖いというより異常だろう。いやな事件が多いとその「異常」さにもか気が回らず、その中にいつのまにか身を置いているという怖さがある。
 


 11月の3連休、第一弾終わる。天気がよかった…。
 おかげで散歩がよくできた連休でした。今は、天気のいい日には散歩くらいが唯一の運動でしょうか。山歩きということもあったのですが、もうちょっとすれば紅葉も見ごろになるだろう、ということで行きませんでした。
 最近、世の中や自分の仕事などについて、これからどうしたもんかと思っています。いつも、その場をしのいで綱渡りの状態ではないかなあーとも思っています。
 年をとって体も気持ちも「ずーっと続く」とは考えていません。事実、無理をしたら一発で調子が悪くなってくるのは身を持ってわかっています。最近は腰痛が寒さといっしょにやってきています。自分の体を守るのは、この頃は、ある程度の「不義理」もやむを得ないと思っています。つまり「ドタキャン」もありということです。まして、自分とのかかわりが遠ければ遠いほど「不義理」になっていくということでしょうか。あとで、どう罵られても、それも素直に受け入れることも大事な年齢になっているのでしょう。
 それでも、出来る範囲で心を整理しておきたい日々でもあります。
 
 それでは今週はこの辺で。
 丸山健二の『田舎暮らしで殺されない法』というエッセーが面白くなってきました。本当に世間は、きれいごとばかりですねえ、と思います。
 プロ野球日本シリーズでホークスが逆転で優勝しました。横浜も頑張ったのに…、と思います。でも、今回のシリーズはとても興奮したシーズンであったように思えます。
 読んでくれた人、ありがとうございました。


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