日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

北風に乗って……

2013年10月20日 | Weblog


 こんにちは。
 朝夕、寒くなってきましたね…。
 通勤電車のなかでは、少しずつ厚着の人たちを多くみかけました。  
さて今週は台風がありましたね。
 台風26号が太平洋から関東に上陸しました。当日、出勤する時間をちょっと遅らせて出かけました。途中、雨もこぶりになりましたが強風はあいかわらずありました。地下鉄に乗って三つほど駅を過ぎたころ「強風のためこの電車は、ここで停止します」とのアナウンスがあり困ってしまいました。そして、次に「バスは走っていますから…」というアナウンスに小さな期待をこめて地上に出てびっくり、停留所にはすでに100メートルくらいの人の列がありました。それでも、終点までいって考えようとバスに飛び乗り、無事会社についたという経験がありました。

でもこんなことくらいではよかったと思います。
伊豆大島では多くの犠牲者をだしていました。山の土砂が崩れて家ごとつぶされて生き埋めになったり、流されたり、といまだに消息不明者もいる状態ということには、台風のすさまじさを思いしりました。いまだに、安否不明の人たちもいる状況です。いまさら、なにをいっても被害がなかったことはできませんがそれにしても、今年はたつまきやら台風やらと被害が多すぎる。そんな思いのんかでも一時も速く、安否不明者の消息いそがれます。
 本当に自然が猛威をふるった週でした。

 漫画家のやなせたかしさんが亡くなりました。わが家の娘も子どものころは、大変お世話になったアンパンマンやバイキンマンでした。
 やなせさんのマンガのキャラクターはみんなやさしい人たち。ケンカをしても、決して追い込まないのが特徴だと思える。最後にはみんながお互いを理解して助け合うシーンが多かったのを子どもと一緒にみたように思う。
 ぼくが子どものころのヒーローは、鉄腕アトムや鉄人28号でした。ここでは、相手を徹底的にいためつけるものでした。正義と悪とがはっきりしていて、必ず『正義は勝つ』の世界でした。

 やなせたかしさんのマンガの特徴は「飢え」が悪だったように思えます。ひもじい思いをした少年時代の経験があったとも聞きます。これはとても現実的だな思います。それがバックボーンになっているのでしょう。

 新聞のコラムに「アンパンマンは相手を一方的にやっつけはしない。絶対の正義などはないという持論は、先の戦争での出征体験による。声高な正義はうそ臭い。本当の強さとは優しさだと、物語は気づかせてくれる」…と。

 今、身近な若者をみると、そのことが染み付いているように思えるときがある。
 人は、いつかはどんな形であれ消えていくのだろうと思う。最後に、どんな思いを残せるだろうかとつくづく思う週でもあった。
 惜しくも、その思いをつくりつつ災害や事故で切れてしまった人たちは無念だろうと思う。きっと、何かをぼくにも遺して逝ったのだと思う。


 結婚式は人生の「ハレ」の部分です。ハレの舞台に登場する主人公は花婿、花嫁。普段では見えない表情がとてもりりしく見えるもんです。それを一枚…とシャッターをきってみれば、宗教も一緒に見えてきます。日本人は、神も仏もアラーの神もないのが特徴的です。外国人にとっては信じられないことなのでしょうが事実のようです。結婚式はキリスト教で行い、死んだときは仏教と、日本では当たり前のようになっていることに気がつきます。
 
 幸福の瞬間は宗教よりも人間が大事なことで、無宗教であれそれでいいのだと思います。人が宗教の必要にせまられ、その宗教のはいっていくものでいいのではないかと思います。しかし、世の中はこの宗教を商売にしてしている人もいることを忘れてはいけません。悪く言えば、人の弱味につけこんで徹底的に「お布施」のようにして金銭をしぼりあげるような宗教もあるということです。以前、オウム真理教というものが多くの若者をとりこにした時代がありました。不思議に思ったのは、宗教幹部が選挙に立候補したり、テロ事件を起こしたり、時代を震撼させる事件も起こしました。今だに、その事件の真相は解明されていません。

 人のこころは百人百様…といいます。
 今、私が信じられる宗教といえば、キリスト教と仏教。キリスト教はイエスキリストが始まりですが、私は人間が生きていくうえで合理的で、より自然な人間のもつ真相心理を説いているものがいいと思います。一時、聖書も読んでいました。人間の生き方を肩のこらないように説いていることがいいと思います。



 昨日、親戚の結婚式に出席していきました。
 場所はとく大晦日初詣でテレビでも超満員でおなじみの都内の明治神宮ということもあって1時間ばかりでいけるところで安心しました。
 それにしても、明治神宮で結婚式をやるってことは「神道」だろう?と思っていましたが、そんなことをいっていたら維持できなのでしょうか、一般に開放しているのでしょう。

 正直なところ、今回の結婚式は今、某大手銀行の従業員同士の結婚ということもあって、さぞかしえらい人が出席して堅苦しくなるのでは…と心配もしていましたが、行ってみたらそういうことはなく、新郎、新婦の両親、友人、知人、同僚(同年代)だけの出席であったので数十人とこじんまりとまとまっていた結婚式でした。

 やはり、結婚式は新郎新婦のはれの門出であるのでそれを支えてくれる人たちが集まるのがいちばんいい、と思います。老人たちが出席しても、祝辞をいうわけでもなく、これから始終つきあっていくわけでもないわけですから、自分たちがこれからいちばんお世話になるだろう人たちと一緒にやったほうがいいと思えます。そう、考えると、今回の結婚式はいいなあと思えました。

 こんな時ぐらいにしか会えない兄弟も来ていました。
 私が定年が近いくらいのわけで、私より年齢が上の兄弟たちはみな定年でいい時間を持ったように思う。それも、そのはずで、私の年齢で再婚なんてするパワーのある人はいないでしょうから……ね。

 私がうらやましいと思うのは、結婚相手の人の出身が長崎とのことでした。
 長崎県はいい……。坂が多く、静かな港町です。
 なんせ、キリスト教の小説でも有名な作家遠藤周作文学館がある県もあります。迫害にもめげずキリスト教を信じていた県でもあります。本当の意味でキリスト教の県でもあるように思えます。また、日本でもいちはやく外国の文化を受け入れたところでもあります。長崎チャンポンもいいです。

※詳細はこちらでどうぞ。遠藤周作文学館

※詳細はこちらでどうぞ。明治神宮結婚式場

 いまさら言うのも何ですが、若い人たちの結婚式を見ているとつくづく自分の年齢を確認してしまう。一方で、一緒に楽しんでいる場合じゃないなあ…とも思う。若い人に「祝辞」でも一言いう年齢なんだとも思う。
 人の縁とは昔から不思議に思いつつ生きてきたんだと思えます。よく言う「赤い糸」」がどこかでつながっていて、切れることもなく、誰かがそれをより太くしてくれたと思い、支えてくれたのだと思います。
 今、思うことは二人を結婚まで支えてくれた人たちに感謝しつつ、一緒にいたい思う気持ちの「初心」を忘れず、人生を送っていって欲しいと思います。
 これから、きっと苦労も多いと思います。でも、楽しみも二人で見つけ出す努力をしていくことも大事です。
 人生は旅にたとえられます。そのなかの一人の旅人として縁あってお目にかかりました。二人で旅を続けることができるよう健康に気をつけて、これからの長い旅にいってらっしゃい……。


 家族で始めての結婚式へ出席できたことに感謝しています。
 ありがとうございました。
 午後7時ごろの明治神宮は東京とは思えない暗さと静かさを体験できたのもよかった。来週の休日もマンションの総会があり忙しい!!
 若い二人に乾杯!!!

*読んでくださった方、ありがとうございました