日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

初夏がきて、久しぶりの古き友との飲み会

2011年05月15日 | Weblog



 初夏になってきました。
 毎週、多摩川で、散歩をしていると、自然の身近かさを、動植物の成長が、気づかせてくれます。今日も、天気がよかったおかげで、頭の上でヒバリがないていました。初めは、鳥の形をして飛んでいても、しばらくすると、小さな点になっているほど、高いところを飛んでいました。

 さて、東日本大震災も今週は2ヶ月をむかえました。いまでも、ときおり、小さな余震が、体を揺すっています。
地震ばかりは、人間がどうがんばても、どうにもすることは、できません。
 妻との会話で「今度、大きなのが来たら、きっと、ペチャンコでしょう…な」、妻曰く「子ども大きくなっているし、私も、還暦もむかえたし、ペチャンコなってもいいわ…それが運命だ」と。

自分の運命をあきらめたわけではないのですよ。
人と自然とのかかわりのなかで、自然は、毎年春に、新しい生命が、誰に求められるわけでもなく誕生し、四季をつくってきました。
 人間も四季のなかの一部でしょう。
 そんなことを思うと、ペチャンコもしかたのないな…とも思えてしまいます。

 一方、福島第一原発の「メルトダウン:燃料が融ける=放射能がでる」、というニュースがありました。
 ということは、またしても、原子炉停止の目算が、おおきく狂ったことになります。これでは、東電はウソばっかりいっているような気がします。事実があきらかになれば、原子炉の冷却をするためには時間がかかり、その間、放射能はどれだけ出されていくのか、心配なところです。

 その意味で静岡の浜岡原発の停止は大きな意味があると思います。
 今回の福島第一原発のように、制御ができなくった原発ほど怖いものはないことがわかりました。
 
さらに賠償問題がでてきています。
 東電がこれまで貯めてきた財産から払われるとか、社員の賃金やら、役員の報酬からの企業努力によってやるそうです。その企業努力をもって、支払うめどをつけるそうです。
 私が思うにまた、これをおしすすめてきた学者や政治家もやるといいのではないかと思った。すべての財産を出し切って補償すべきでしょう。責任はきっちりとるべきです。税金や電機料金値上げは、その次のことだ!!。

 政府は、今回の賠償問題で「電力10社で出資で機構をつくり、東電の資金繰りを支援」してもらう…とのこと。
 下請けや孫請けまでの影響が必至でしょう。東電だけで生計を立てている会社はにとっても補償問題は影響していくのは当然のなりゆきだと、思います。しかし、彼らは東電がいままでやってきた経営の被害者だと思えてしまうのです。それは、考えすぎでしょうか。



♪「JAZZDAGA?,JAZZDAJA!」
伊藤君子・伊奈かっぺい・
VACV-1051CDより
「MyFavoriteThings」(私の好きもの)
訳・伊藤君子:津軽弁訳:甲地正幸

………………………………………………
バラに たもすがる 雨コの雫 ちゃぺのひげコと キガキガの星コ
(バラに止まった雨の雫、子猫のヒゲとピカピカの星)

温(ぬく)だまるてげしと 茶色の紙袋コ  みんな私(ワ)が大好きなもの
(温まる手袋と茶色の紙袋、皆私の大好きなもの)

めいんこい馬コど 林檎の菓子コ ソリの鈴コどカツレツどスパゲチ
(可愛い仔馬と、林檎のお菓子、カツレツとスパゲッティ)

まんどろの月コさ 飛ぶ渡り鳥 これも私(ワ)が大すきなもの
(まんまるな月、飛んで行く渡り鳥、これも私のお気に入り)

青いはんちゃの めごいあだこ まつ毛サど鼻っこに ねばる雪コ
(青いドレス、可愛いお嫁さん、睫毛に止まる、春先の雪)

春に融けでく 銀色の冬コ あれもこれも 皆大好きなものだぁ
(春に融けゆく、銀色の冬、あれもこれも、皆大好きよ)

犬コに齧られたり 蜂コに刺されたり
(犬に噛まれたり、蜂に刺されたり)

もうまいねど思っても 好きだもの思い出へば
(もう、まいった、と思うときも、好きなものを思い出せば)

何でも けねんだねぇ!
(ほら、大丈夫!)
略(英語部分)
…………………………………………………
 気がつけば、東日本大震災、原発事故と、今年の東北地方は災難が続いている。
その、情報がいわゆる標準語で全国に流されている。しかし、地元住民にとっては、それは「他県の言葉」だろう。いちばん、ふんばる必要があるのは、現地の被災者だ。そんなとき、地元方言がいちばん力強さが発揮されるのだと思う。だから、地元ポスターも「方言」で大きく印刷されているのは、うなずけることだ。

今週、紹介するのは「津軽弁」でジャズを歌ったCD。
 私自身、一度にいろんなことがおこるとパニックなる。悲しいことやりきれないことなど…。
 そんなとき、追い打ちをかけるような言葉で歌を聴きたくはない。これでもかと、人のしくじりを反省させるかのような歌は嫌いだ。
 そんなとき、聴きたいのはバラードやジャズがいいと思う。なにか、女々しさより、遠いところに目印みたいな歌が好きだ。

 英語だと意味がわからない。でも、そのメロディーに励まされているようなところがある。だからアフリカ音楽も好きなジャンル。これも、飛び跳ねるようなリズム。歌の意味は不明でもいいと思える。

 今回のCD「津軽弁」である。これも、方言の意味は、不明でも、なんとなく温かさが伝わってくるように思えた。
 学生のころ、東北の友だちが多かった。青森、福島、岩手…と。酒が入ると方言がときおり飛び出し意味不明。それでも、わかるのは、一緒の雰囲気でわかる。あるとき、女性の人に命令調で「これ、食べれ…」といわれたのは驚いた。でも、その温かさが、今も懐かしい。





 今年になって、行くぞ…行くぞ、と予定には入っていたが、仕事の関係で参加できなかった「友人・他人会」とでもいう飲み会に行ってきた。
 年配者が多いので私などは若僧にはいってしまう。それでも、会話は面白い。
 今回は原発の話だった。浜岡原発の停止について、政府は安堵だが、それを支える連合という組合組織はなんといっているのか…ね。というのも面白い。それを、再度、検証することも大事だという。

 最後は仕事のこと…。この年齢の人が集まると、最後は仕事で終わる。経営者の哲学とか、会社でいえない話…。貴重な意見からくだらないことまで、「亀の甲より年の劫」で情報は無尽に出てくる。そんな、話が「私も元気」ですの表現する場になっているように思う。

 世には「経営哲学」というのがあるのでしょうね。
 会社をどういう考えで、まとめていくか…ということでしょう。
 例えば、松下幸之助的であったり、本田宗一郎的であったり、と個々人経営の陰には勉強がある…。それが、何であれバックボーンになるものがあるのだと思います。

 「いまの経営者は、それを感じない?」という。

 それは合点がいく。
 話さないのか、話せないのか、いずれにせよ、組織が動くときその根本をみて信じていく…ことを忘れないでほしい。
 しょせん、負け犬の遠吠えでしょうか??



 ちなみに、今週に、私の55歳の誕生日がありました。
 定年まで、いまのところ5年というところですか…。
OBの皆さま、私も他人事ではなくなりつつあります。
 もう少しですよ…皆さんのお仲間は…。

 でも、私が働いている間に、年金問題で65歳が定年になる、確立の方が高いです。

 とは、いうものの、会社があるかねえー。
 まあ、つぶれないように、とにかく、一歩ずつでもがんばるべ。

※ちなみに、いちばん最後の写真は、まさに初夏(新緑)の季節を、彷彿とさせます。左側の木々は、この辺では、めずらしい「かつらの木」です。


*読んでくださった方、ありがとうございました。