日々徒然に

今日はどんな一日で明日はどんな日にしよう?
 今日があることを感謝。
  あしたを考える一日をつくりたいね……

1月を振り返って…

2009年02月02日 | Weblog
 2月に入りました。週末の日課となった多摩川に散歩にいくと路地には梅の花がにおっています。真っ青なそらにピンクの色が映えて美しいものです。
 この月になると、さすがに正月気分もぬけてくるようです。のんびりした気分が日々から仕事が始まりました。朝から晩まで一つの建物の中で働いると、日照時間が少しずつ延びていることも忘れているようです。
*……*………*………*……*……*
 さて、2月に入る前に1月はどんな月であったでしょうか。
 毎年、むかえる1月ですが、昨年よりはちょっと違った1月を見つけたいものです。
私にとって1月は嬉しいことがありました。
 一つは、入社して1年目の娘が会社のグチを言わなくなったように思えることでした。昨年は、働いていてグチばかり聞いていたように思います。例えば、上司の言っていることが理解できず、あげくの果てには考えてしうむようなところがありました。それでも、仕事は動いています。
 最近は話しを聞いてみると、グチを言わなくなった理由は同僚に恵まれていたのだと思います。わからないことなど他部門の同僚などと相談してどうにか乗り切ってきたのではないかと思います。
 彼女の話を聞いていて、こういうことは「大切だな…」とつくづく思いました。
*……*………*………*……*……*
 私の職場では若い人たちがバラバラになっているようです。相談するにも忙しくて一緒に話す時間さえないようです。そんな情景を毎日見ていると彼女の会社との違いがわります。それに忙しくても皆で相談する気力があるだけまだいい方です。それが大切なことだと思います。
*……*………*………*……*……*
 今、世の中はアメリカの金融崩壊(一部の強欲な投資家の失敗)でその波紋が起きてしまったのだろうと思います。
 すでにその影響が日本では昨年の「派遣切り」で象徴されるような実態でその影響が正規社員にまで波及している始末です。
 その悪化をあらわしているのが失業率の悪化です。ちなみに「アメリカでは7・2%、日本では昨年総務省が発表した完全失業率は4・4%。年内には2003年度5・5%、385万人」(新聞報道)を超える勢いだといいます。また、最近製造業を中心に再雇用打ち切り、正規社員の解雇、異動など削減が大手をふるっています。
 これは、アメリカも日本も同じ経営の失敗だと思います。同時にこれまでやってきた「成果主義」「効率主義」だけではことは解決しないことを明示しているところだと思います。とくに、モノをつくる労働者(私も)の解雇が増えていることでいったい日本の会社はいいのかという疑問が残ります。
 さらには政治の無能さがあるように思えます。「生活給付金」で何ができるのだ…?。雇用政策を大企業優先の保護政策でいいという発想にはあきれてしまいます。
*……*………*………*……*……*
 映画に「鉄道員」「自転車泥棒」がありました。「鉄道員」では機関士であるマルコッチが家族の悩みを抱え込みつつ働き、うっかりしたなか鉄道に飛び込んだ自殺者に気がつかず後悔する日々を送っていました。また、スト破りで仲間から反目されても、家族のために黙々と働いている映画でした。
 「自転車泥棒」では失業中の父親がやっと看板貼りの仕事にありついたのもつかの間、利用している自転車を盗まれてしまいます。どうしても仕事につきたいばかりに、父親は他人の自転車を盗んでしまのですが、捕まってしまいます。しかし、自転車を盗まれた男は、父親と子どもの訴えを聞くうちに警察に突き出すのをやめてしまいます。
*……*………*………*……*……*…
 「仕事を求める」ということについては映画のなかのように厳しい時代になってきました。これが現実だと思います。
 ただ、思うのはこの映画のなかで二人の悲しい主人公をつつむ仲間、家族の温かいふれ合いが人間を強くしていくものだと思います。
 人を救うのはやはり人なのでしょう。
 そういう仲間、家族を持っていることがこれからが問われる時だと思った1月でした。
 *読んでくださった方、ありがとうございました。