他人の記憶に入り込める特殊能力を持つ探偵が、謎めいた依頼人の少女の記憶に隠された謎に迫るミステリー。スペインのホルヘ・ドラド監督が、巧妙な伏線がいくつも存在する不穏な空気漂うドラマを構築。『ビトレイヤー』などで存在感を放つマーク・ストロングが初めて単独で映画主演を果たす。彼を翻弄(ほんろう)するヒロインに『ブリングリング』などのタイッサ・ファーミガがふんするほか、『ボーン』シリーズなどのブライアン・コックスらが共演。
あらすじ:人の記憶に入れる特別な能力を駆使して、いくつもの難事件を解決に導いてきた記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)。問題を抱えた16歳の少女アナ(タイッサ・ファーミガ)の記憶を探る依頼が舞い込み、彼女の記憶に潜入したジョンはショッキングな出来事の数々を目撃する。その記憶に隠された謎に迫るため事件の関係者たちを訪ねるが、どの証言もアナの記憶とは異なるものばかりで……。
<感想>本作品での主人公のマーク・ストロング、ガイ・リッチー監督の「リボルバー」「シャーロック・ホームズ」などに出演している英国俳優。私は、ハゲフェチなんだけど、やっぱりジェイソン・ステイサムの方が好き。どうもマークは、悪役のイメージが強くて除外です。でも、シェークスピア俳優だけに、安定感のある抜群な演技を披露しています。
ジョンの上司のセバスチャンに、「REDリターンズ」のブライアン・コックスが脇役で出演しています。
そして、米国俳優ヴェラ・ファーミガの21歳違いの妹で、タイッサ・ファミーガ。「ブリングリング」に出演するなど、これからの成長が楽しみな10代の彼女。本作では清純な色気を漂わせて、知能指数が非常に高いが、自傷癖があることから、両親によって自宅の個室に監禁されている。オヤジキラーぶりを発揮している。
人間の記憶とは非常に曖昧で、当人によって都合よく変えることが出来る。記憶を客観視しようとするジョンだが、逆にそのことが盲点となってしまう。
アナの記憶の中に入ったジョンは、継父による性的虐待、実母との刃傷事故。同級生が起こした殺人未遂。と、16歳の少女とは思えないほど悲惨な事件に遭遇している事実を目撃する。
アナが高校時代の親友だったというマウシーだが、高校の教師や同級生たちは「そんな子はいなかった」と証言する。アナは嘘をついているのか、正しいのはどっち。アナとの交流で彼女の守護者として慈愛に満ちた表情を取り戻した彼なのに、やがて、記憶と現実の袋小路に迷い込んでしまう。次々と襲い来る真実と仕掛けられた罠にうちのめされる。
継父は家の財産を狙っているようで、アナを精神病院へ入れようとしているし、実の母親はアル中で、オロオロとしているばかりでアナの味方をしない。少女アナは学校の寄宿舎で手首を切ったと屋敷に連れ戻され、1週間前からハンスト中。部屋に閉じこもり絵を描くだけだったが、その姿は監視カメラで24時間見張られている。
監視カメラの部屋にいる女を、階段から落とすということが、アナにはできるのだろうか。鍵をかけられた部屋にいるアナなのに。
しかし、そんな環境の中で、IQが非常に高く、鋭すぎる彼女だから。ここが盲点だったのですね。部屋から出られないと決めつけてしまう。しかし、いくらだって部屋から出ることができるのだ。
美術の教師を色気で陥れて、刑務所に追い払ってしまうとは。面会に行くと、「あの家族は悪夢だ。深入りしたら、何もかも失う」と助言される。また、殺人未遂の被害者であるアナのルームメートからは「アナは完全にイカレた女」だと言い放たれる。それでも、アナや他の生徒たちの裸を撮ったDVDが見つかる。そこまでするかね。
彼女のワナと知っていても、屋敷の中へと入ってしまうジョン。アナがジョンに預けた鍵は、監視カメラの部屋の鍵で、中へ入ったジョンは閉じ込められてしまう。母親と継父が血を流して倒れている。急いで911へTELするも、外へ走って逃げるアナの姿が監視カメラに映る。
殺人の容疑で逮捕されるジョン。刑務所の中で、自分も別の髭のある男によって、記憶の中へ潜入される。目が覚めて目の前にいる男が、どうやら自分を尾行している男だと勘違いしてしまったようだ。
どうやら、ジョンの心の中に、妻の自殺をトラウマにしているのを見つけてしまったアナが、ジョンを利用したようですね。映画自体の雰囲気は、結構怖い感じがしますが、ホラー映画ではありませんので、サスペンス映画と思えばいいかもしれませんね。最後がイマイチでがっかりでした。
絵画と同じように、記憶も見る人の思い込みによって、解釈がまるで違ってくるという着眼点がユニークでした。
2014年劇場鑑賞作品・・・301 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
あらすじ:人の記憶に入れる特別な能力を駆使して、いくつもの難事件を解決に導いてきた記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)。問題を抱えた16歳の少女アナ(タイッサ・ファーミガ)の記憶を探る依頼が舞い込み、彼女の記憶に潜入したジョンはショッキングな出来事の数々を目撃する。その記憶に隠された謎に迫るため事件の関係者たちを訪ねるが、どの証言もアナの記憶とは異なるものばかりで……。
<感想>本作品での主人公のマーク・ストロング、ガイ・リッチー監督の「リボルバー」「シャーロック・ホームズ」などに出演している英国俳優。私は、ハゲフェチなんだけど、やっぱりジェイソン・ステイサムの方が好き。どうもマークは、悪役のイメージが強くて除外です。でも、シェークスピア俳優だけに、安定感のある抜群な演技を披露しています。
ジョンの上司のセバスチャンに、「REDリターンズ」のブライアン・コックスが脇役で出演しています。
そして、米国俳優ヴェラ・ファーミガの21歳違いの妹で、タイッサ・ファミーガ。「ブリングリング」に出演するなど、これからの成長が楽しみな10代の彼女。本作では清純な色気を漂わせて、知能指数が非常に高いが、自傷癖があることから、両親によって自宅の個室に監禁されている。オヤジキラーぶりを発揮している。
人間の記憶とは非常に曖昧で、当人によって都合よく変えることが出来る。記憶を客観視しようとするジョンだが、逆にそのことが盲点となってしまう。
アナの記憶の中に入ったジョンは、継父による性的虐待、実母との刃傷事故。同級生が起こした殺人未遂。と、16歳の少女とは思えないほど悲惨な事件に遭遇している事実を目撃する。
アナが高校時代の親友だったというマウシーだが、高校の教師や同級生たちは「そんな子はいなかった」と証言する。アナは嘘をついているのか、正しいのはどっち。アナとの交流で彼女の守護者として慈愛に満ちた表情を取り戻した彼なのに、やがて、記憶と現実の袋小路に迷い込んでしまう。次々と襲い来る真実と仕掛けられた罠にうちのめされる。
継父は家の財産を狙っているようで、アナを精神病院へ入れようとしているし、実の母親はアル中で、オロオロとしているばかりでアナの味方をしない。少女アナは学校の寄宿舎で手首を切ったと屋敷に連れ戻され、1週間前からハンスト中。部屋に閉じこもり絵を描くだけだったが、その姿は監視カメラで24時間見張られている。
監視カメラの部屋にいる女を、階段から落とすということが、アナにはできるのだろうか。鍵をかけられた部屋にいるアナなのに。
しかし、そんな環境の中で、IQが非常に高く、鋭すぎる彼女だから。ここが盲点だったのですね。部屋から出られないと決めつけてしまう。しかし、いくらだって部屋から出ることができるのだ。
美術の教師を色気で陥れて、刑務所に追い払ってしまうとは。面会に行くと、「あの家族は悪夢だ。深入りしたら、何もかも失う」と助言される。また、殺人未遂の被害者であるアナのルームメートからは「アナは完全にイカレた女」だと言い放たれる。それでも、アナや他の生徒たちの裸を撮ったDVDが見つかる。そこまでするかね。
彼女のワナと知っていても、屋敷の中へと入ってしまうジョン。アナがジョンに預けた鍵は、監視カメラの部屋の鍵で、中へ入ったジョンは閉じ込められてしまう。母親と継父が血を流して倒れている。急いで911へTELするも、外へ走って逃げるアナの姿が監視カメラに映る。
殺人の容疑で逮捕されるジョン。刑務所の中で、自分も別の髭のある男によって、記憶の中へ潜入される。目が覚めて目の前にいる男が、どうやら自分を尾行している男だと勘違いしてしまったようだ。
どうやら、ジョンの心の中に、妻の自殺をトラウマにしているのを見つけてしまったアナが、ジョンを利用したようですね。映画自体の雰囲気は、結構怖い感じがしますが、ホラー映画ではありませんので、サスペンス映画と思えばいいかもしれませんね。最後がイマイチでがっかりでした。
絵画と同じように、記憶も見る人の思い込みによって、解釈がまるで違ってくるという着眼点がユニークでした。
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