パピとママ映画のblog

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ママレード・ボーイ★★★

2018年05月10日 | アクション映画ーマ行

1990年代に描かれた吉住渉の人気少女漫画を実写映画化。互いの両親のパートナーを交換しての再婚により、一つ屋根の下で暮らすことになった高校生の男女が織り成す恋模様を描く。ヒロインを「岡山の奇跡」と注目される桜井日奈子、頭脳明晰(めいせき)なイケメンを『トモダチゲーム』シリーズなどの吉沢亮が演じる。監督を『やわらかい生活』などの廣木隆一、脚本を『今日、恋をはじめます』などの浅野妙子が手掛けた。

あらすじ:高校生の小石川光希(桜井日奈子)は突然両親から離婚を聞かされ、さらに旅行先で出会った松浦夫妻と互いのパートナーを交換して再婚し、松浦夫妻の一人息子・遊(吉沢亮)も含めて皆で一緒に暮らすことを告げられる。戸惑う光希だったが、奇妙な同居生活が始まると、クールなのにたまに見せる遊の優しい一面に惹(ひ)かれていき……。

<感想>二家族が共同生活をすることになる居住空間が、モデルハウスのように見えて、生活感が希薄なのは原作漫画への皮肉なのだろうか。こんな家族はあり得んし。でも、複雑な人間関係を判り易くするために、親4人を有名俳優のキャスティングが凄いので、物語をスムーズに進めるには問題なしですね。

この映画も原作漫画は未読なので、どうしても疑問点があるのだ。監督が原作漫画どうりに演出すれば、結局はプロの監督でも頬っかぶりにならざるを得なくなるもの。それでも親世代の自由さによって、子供の世代が苦労するという話にも見えて来るし、今実写化されて観られるのは面白いと思った。

この映画の中で、2人がスネたり、甘えたりの少女漫画キャラにキワドイ橋を渡らせ、好きなのにタブーゆえに愛想づかしの素振りなど、古典的な運びに違和感がありません。

光希を好きだと告白してくる男子クラスメートの彼に、まさか同居していると恋愛関係になっていることを言えないまどかしさ。でもはっきりと断らないとダメ。

遊の方にも好きだと告白する女子がいて、一緒に住んでいる光希に相談するしで困ったことになる。それでも、日に日に好きになっていく2人には、どうすることも出来ない。

女子高生の小石川光希は自然体で高校生に見えたし、主人公の吉沢亮のキャラも金髪姿も、今風のタイプだしね。お互いに相思相愛になり、自分の生い立ちがもしかして、本当の父親が光希の父親なのではと勘繰るところ。それでも、昔の母親のことを想い複雑な内面を見せる吉沢亮の演技は良かった。

奇抜な物語の設定に驚きですが、若い二人の魅力が全面に生きていて、浜辺のキスのはにかむ二人には、とても微笑ましく思えて応援したくなります。あげくにあっさりとご都合主義のオチを用意して、最後は、目出度くゴールインになるところも、原作が少女漫画ですからね。

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