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パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ヴィオレッタ ★★★

2014年08月06日 | は行の映画
写真家の母親が5歳から13歳の頃の娘を撮影し、ヌードも含まれた官能的な写真集を発表したスキャンダラスな実話を、当事者の娘が監督となり映画化したドラマ。エスカレートしていく母親の要求に、被写体である幼い娘が母に気に入られようと大人っぽいポーズにも挑み、退廃的な少女へと変わるさまをつづる。監督は、女優として『思春の森』などに出演したエヴァ・イオネスコ。母親を演じるのは『ピアニスト』『愛、アムール』など . . . 本文を読む

薔薇色のブー子 ★.5

2014年06月27日 | は行の映画
少女漫画のような出会いを夢見る女子大生が理想の男性と知り合ったのを機に自分を変えようと張り切るも、次々とトラブルに遭遇するドタバタコメディー。AKB48 32ndシングル選抜総選挙で1位となったHKT48の指原莉乃と、『HK/変態仮面』などの福田雄一監督が再びタッグを組む。ユースケ・サンタマリア、福田作品の常連ムロツヨシ、『コドモ警察』でも福田監督と組んだ鈴木福らが共演。落とし穴や池に落ちてずぶぬ . . . 本文を読む

8月の家族たち ★★★

2014年06月25日 | は行の映画
メリル・ストリープが病を患うも個性的な母親を演じ、一筋縄ではいかない家族の姿がつづられたヒューマンドラマ。 ピュリツァー賞とトニー賞を受賞した傑作舞台を基に、一家の主の失踪(しっそう)を機に数年ぶりに再会した家族が本音を明かし、秘密がつまびらかになる様子を通し、さまざまな問題を抱える家族のあり方を描く。長女役のジュリア・ロバーツをはじめ、ユアン・マクレガーやクリス・クーパーほか豪華キャストが集結。 . . . 本文を読む

春を背負って ★★★

2014年06月19日 | は行の映画
日本映画界を代表する名カメラマンであり初監督作『劔岳 点の記』が絶賛された木村大作による人間ドラマ。笹本稜平の小説を原作に、これまでの生活を捨て亡き父が遺(のこ)した山小屋を継いだ青年と、それぞれに居場所を求め小屋に集う人々との交流や家族の絆を描く。山での暮らしや父を知る人々と接するうちに成長していく主人公を、松山ケンイチが熱演。共演には蒼井優、小林薫、豊川悦司ら実力派がそろう。立山連峰で長期ロケ . . . 本文を読む

ぼくたちの家族 ★★★

2014年06月02日 | は行の映画
映画化もされた「ひゃくはち」の作家・早見和真の小説を、『舟を編む』などの石井裕也監督が映画化した人間ドラマ。母親の突然の病気をきっかけに、それまでバラバラだった家族に隠されていたさまざまな問題が噴出し、その後関係を見つめ直し家族が再生していくさまを描く。妻夫木聡と池松壮亮が、責任感の強い長男と家族に対して素直になれない弟という正反対の兄弟役で初共演。彼らの両親を、ベテランの原田美枝子と長塚京三が演 . . . 本文を読む

光にふれる ★★★.5

2014年05月29日 | は行の映画
台湾出身の盲目のピアニスト、ホアン・ユィシアンの実話を基に描く感動作。全盲ながらも類いまれなピアノの才能を持つ青年と、ダンサーを志す女性の出会いを通して、お互いに夢に向かって奮闘する姿をみずみずしいタッチで描き出す。ホアン・ユィシアン自身が主演を務め、相手役を台湾の女優サンドリーナ・ピンナが好演。さまざまな困難を乗り越え、母の愛や友情に包まれて羽ばたく主人公の姿に勇気をもらう。 あらすじ:生まれた . . . 本文を読む

ブルージャスミン ★★★★★

2014年05月14日 | は行の映画
ウディ・アレン監督がケイト・ブランシェットをヒロインに迎え、サンフランシスコを舞台に転落人生の中でもがき、精神を病んでいく姿を描くドラマ。ニューヨークでセレブ生活を送っていたものの夫も財産も失ったヒロインが妹を頼りにサンフランシスコに引っ越し、再生しようとする過程で、彼女の過去や心の闇を浮き彫りにしていく。実業家である夫をアレック・ボールドウィンが演じるほか、サリー・ホーキンスやピーター・サースガ . . . 本文を読む

バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち★★★

2014年04月20日 | は行の映画
エルヴィス・プレスリーやザ・ローリング・ストーンズなど数々のミュージシャンを、類いまれなる歌唱力で支えてきたバックシンガーたち。彼女たちの多くは聖歌隊で歌うことを覚え、才能を開花させた。しかし、多くがソロでの活躍を夢見ながら失敗に終わっている。1960年代から活躍するダーレン・ラヴをはじめ、第一線で活動するバックシンガーがその栄光と挫折を赤裸々に語る。 <感想>音楽界のトップスターたちを陰で支え . . . 本文を読む

僕がジョンと呼ばれるまで ★★★.5

2014年04月02日 | は行の映画
日本で開発された脳活性化プログラムを基に、アメリカの高齢者介護施設で行われた認知症改善の取り組みを追ったドキュメンタリー。読み書き、計算を通じ認知症改善を目指す「学習療法」に挑戦することで、プログラムに参加する人たちが再び笑顔と自分らしさを取り戻していく様子を映し出す。当初は会話もかみ合わず、家族や自分自身のこともわからなかった老人たちが再び趣味やおしゃれを楽しみ、積極的にコミュニケーションを取る . . . 本文を読む

ビフォア・ミッドナイト ★★★

2014年02月26日 | は行の映画
イーサン・ホークとジュリー・デルピー主演の『恋人までの距離(ディスタンス)』『ビフォア・サンセット』に続くラブロマンスのその後を描く第3弾。風光明媚(めいび)なギリシャの海辺の街を舞台に、熱烈な恋に落ちて人生を共にするようになった男女のその後の現実を、小気味いい会話を通して映し出す。前2作同様リチャード・リンクレイターが監督を務め、再び主演の二人と強力タッグを組む。恋人から家族になった主人公たちの . . . 本文を読む

母の身終い ★★★.5

2014年02月25日 | は行の映画
不治の病に冒され究極の選択を決心した母親と、その息子の絆を描いた人間ドラマ。『愛されるために、ここにいる』のステファヌ・ブリゼ監督がメガホンを取り、長年にわたって折り合いが悪く、互いにきちんと向き合ったことがない母と息子が過ごす最後の時間を静かに紡ぐ。尊厳死を望む母親の決断に苦悩する息子役に、『すべて彼女のために』などのヴァンサン・ランドン、厳格な母親を舞台でも活躍する『人生は長く静かな河』のエレ . . . 本文を読む

ほとりの朔子 ★★★

2014年02月14日 | は行の映画
『ヒミズ』などの二階堂ふみを主演に迎え、『歓待』などの深田晃司監督が放つ青春ドラマ。海辺の町を舞台に、受験に失敗したヒロインが過ごす2週間をみずみずしいタッチで描き出す。魅力的な叔母を鶴田真由が演じ、主人公が淡い恋心を抱く相手を『人狼ゲーム』などの太賀が好演。第35回ナント三大陸映画祭グランプリと若い審査員賞をW受賞した味わい深い物語が胸にしみる。 あらすじ:浪人生の朔子(二階堂ふみ)は叔母の海希 . . . 本文を読む

バイロケーション「表」★★★

2014年01月25日 | は行の映画
自分の近くに出没するもう一人の自分“バイロケーション”に命を狙われるヒロインを、テレビドラマ「シェアハウスの恋人」などの水川あさみが一人二役で演じるホラー。画家になるため奮闘する若い主婦がもう一人の自分に遭遇し、オリジナルよりも凶暴なバイロケーションの存在により命の危険にさらされる姿を描く。 原作は、法条遥による第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作品。監督を、『リアル鬼ごっこ』シリーズなどホラー . . . 本文を読む

ペコロスの母に会いに行く ★★★

2014年01月12日 | は行の映画
漫画家・岡野雄一が、自分が経験したことをヒントに描いたエッセイコミックを実写化したヒューマンドラマ。認知症の老いた母親とその息子が織り成す、笑いと涙にあふれた触れ合いをつづっていく。メガホンを取るのは、『時代屋の女房』『ニワトリはハダシだ』などのベテラン監督・森崎東。テレビドラマ「3年B組金八先生」シリーズなどの赤木春恵、数多くの出演作を持つ岩松了が主人公の母子を熱演する。老いや認知症を肯定する前 . . . 本文を読む

武士の献立 ★★★.5

2013年12月16日 | は行の映画
君主とその家族の食事をまかなう役割を担うことから「包丁侍」と呼ばれた武士の料理人の家に嫁いだ娘が、夫や家族と絆を深めていく姿を描くヒューマンドラマ。 御算用者(経理係)として藩に仕えた「そろばん侍」の家族生活を描いた「武士の家計簿」(2010)に続き、江戸時代の加賀藩を舞台に描くシリーズ第2弾。優れた味覚と料理の腕をもつが、気が強いために1年で離縁されてしまった春は、加賀藩の料理方である舟木伝内に . . . 本文を読む