音が出にくかった人に「あの時こう説明すればよかったのかな」と反省しながら音の立ち
上がりを見つめ続けています。
パンフルートは管の上口に息を吹きかけることで音が鳴ります。
子供のころ空きビンに息を吹きかけて音が鳴った経験をお持ちの方も多いことでしょう。
パンフルートの管は底が詰まっていますので、速度のある空気の塊が送り込まれると逃げ場
がないので底のほうから順にギュッと押し合われます。
真上から吹き込むとよくわかるのですが、一定の圧力になったとき送り込まれた空気は四方
に飛び散ります。
この時飛び散る空気の塊が唇に感じるはずです。
次に真上から空気を送り込みながら下唇を軽く管の丸みの部分にあてます。
断続的に空気を送り込みながら楽器を傾け吹き込みを浅くしていきます。
45度ぐらいになると音が立ち上がって来ますが、さらに浅くして空気を半分外へ半分中へ
まで実験してみます。
この時下図のように唇から送り出された空気は前方にまとまって飛び出していきます。
途中段階からこの最善の空気の飛び散りまで形をイメージしてみましょう。
おとの出方(立ち上がり)の秘密が解き明かされることでしょう。
風の音パンフルート制作工房 広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)
連絡先 080-5235-7664 082-894-0854 panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで
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