風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

底部加工は根気のいる作業

2012-06-22 | パンフルート作り

         古代からの送りもの世界最古の楽器パンフルートの製作販売・音の研究教室の

            「パンフルート工房」香原良彦(こうはらよしひこ)です。

    

         パンフルート工房にさしこむ朝日           ウレタン樹脂下地の上に塗る木工パテ

 ウレタン樹脂に硬化剤をいれ形状に塗り付け固めたら本来のパンフルート管の補強の目的は達成されます。

目的が達成されたからといって凸凹の表面のままではどうも見栄えがよくありません。

余分にはみ出たところは削り取り凹んだところは木工パテを塗り箱形に盛り上げていきます。

木工パテは盛り上げて形状を整えるのが目的でそれ自体の強度はありません。

木工パテの説明書きを見ると成分は「アクリル樹脂」となっており、これも多分石油化学製品だと思われます。

取り扱いは「使用中は換気をよくすること」ぐらいしか書いてありませんので人体にあたえる影響は少ないものと

考えられます。

木工パテは粘い液状の物質ですので1度に多く塗り付けるわけにはいきません。

うすく塗っては乾かすことを繰り返して盛り上げていきます。

骨格作りに10回、箱形作りに10回、仕上げに10~20回盛り上げては乾かし余分についたところは削り取り

ながら1ヶ月以上根気のいる作業を続けます。

パンフルート作りも思ったより簡単ではありませんよ。

パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合せは082-894-0854またはxiaxi@go8.enjoy.ne.jpまでどうぞ。

広島パンフルート愛好会へもどうぞ。nakamura@an-pan.org.vcf


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