風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート上達講座・のどにリンゴを腹式呼吸

2015-12-25 | パンフルート演奏講座

今は空気の塊が出た後の反射の話をしていますが、その操作を支える空気量は全て肺の中に吸い込んだ量によって

決まります。

   

 パンフルートの自然素材である竹や木の組織の中は毛細管や気泡があり、外の大気と繋がって空気のやりとりを

 しています。その分音を出す時吸収されたりして金属管に比べ余分な空気量が必要となります。

みなさんはパンフルートをうまく演奏したいということで音出しばかりに注目されていますが、土台作りである

「空気の吸い込み」の重要性に気づかれもっと注目ください。

息の吸い込みといっても普段の深呼吸をする時などはいくらでも空気を吸い込むことはできますが、こと曲の途中と

なると時間的余裕はなく瞬時に大量の空気を吸い込む技術を身に付けなくてはなりません。

そのためのスローガンが「のどにリンゴを、お腹にスイカを」です。

空気の吸い込みを瞬時にしかも大量に行なうためにはお腹の方をふくらます腹式呼吸で吸引力をアップし、その時

できるだけ気道を広げてたくさんの空気を通す工夫が必要となります。

空気を効率よく貯め込むことができるようになると演奏にも余裕が生まれます。 

どうか演奏と同じレベルで空気の吸い込みにも意識を向けてください。

   

 

風の音パンフルート製作工房では自然の音を大切にした楽器作りを行なっております。

購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。



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