風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート上達講座・音は滑らかにつなごう

2016-01-18 | パンフルート演奏講座

パンフルート演奏では管移動があるゆえに音がプツプツ切れる演奏に向いがちになります。

   

 パンフルートの特性を知り、それを克服することにより次のステップが切り開かれて行きます。

フルートやクラリネットなど吹き口(歌口)が1カ所の楽器では空気の送り込みは連続して行なえますが、1音1管

のパンフルートでは歌口間の移動があるため瞬時ではありますが音は途切れます。

「これがパンフルートの音の特徴だ」といえばそれまでですが、演奏者はできるだけ音を滑らかにつなぐ努力をしな

くてはなりません。 

実践では音の強弱で音楽の基本的なリズムの流れを作りながら強拍から弱拍へ向けては常にスラー(滑らか)に音を

つないで行くことを徹底させましょう。

小さく飛ぶときも大きく飛ぶ時も同じ感覚で音が出るようにしましょう。

具体的には多くのみなさんが行なっているシングルタンギングではなかなかその効果は出しにくく、この際ダブル

タンギングを徹底的に研究されて「ト・フー」とタンギングを行なってみてください。

要するに次の音に進むのに同じレベルの音にしないで必ず変化をつけることです。

次の音は前の音より弱くタンギングもハ行やカ行などの柔らい空気が送れるものを選ぶべきです。

   

 

風の音パンフルート製作工房では自然と共に音の世界を見つめています。

購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。