人には生まれた時からの性格や感情の制御など育った環境によって身に染み込んだものがあります。
パンフルートは演奏する人の性格や感情、その時々の気持ちの内面まで音として現れて来ます。
私の経験から言いますと３０年前のパンフルートから出て来る音と、現在の音の表情はあまり変わらないように感じ
ています。
それは私が育って来た環境のもとで培われてきた感性のもと、音についてもその範疇でとらえており表現についても
変わりようがないからだと思われます。
パンフルートの音について日々研究している私にとってこのままで良いのか悩むところではあります。
演劇をやる役者さんが演じるように役ごとに性格を変えるようにしようか、曲ごとに譜面を深く読み取り没頭しよう
か、音の世界の闇に飲み込まれています。
いずれにせよ一面的な演奏にならないよう音の表現の時だけ別の性格を付け加えたり、極端なまでの表現をしてみた
り思考・実践して見ます。
風の音パンフルート製作工房では自然とともに音を生かした楽器作りを行なっております。
購入・修理・貸し出し・教室などのお問い合わせは080-5235-7664またはpanfrute@ybb.ne.jpまでどうぞ。