「ルーマニア型パンフルートをネットで買ったのだけど音程が合っていないので蜜蝋を
使って音程を合わせてみたい」とパンフルート工房に相談がありました。
ネット上購入サイトから転写したルーマニア型 パンフルート工房前畑で雑草や木屑などを野焼きして
パンフルート。(参考写真) 畑の整備(ビニールなど有害なものは別に処理します)
この方が購入されたパンフルートの形を見ると下部開放型で音程の合わせ方は中のゴムをスライドさせて調整
するタイプであるというのがわかります。
この方の話によると「サンポーニアの経験はあるがパンフルートは初めてで、吹いてみたところ調律ができていな
いことに気づきました。パンフルート工房ブログで蜜蝋で調整することを知り蜜蝋を入手して自分で調律をやって
見たいのですが」という話でした。
この時点ではこの方は管の中にスライドする物質があることを知られていなかったようです。
ということは本体のみの販売で説明書とか調律道具は付属していなかったようです。
パンフルートの音程は最終的には自分に合わせなくてはいけないので、当然購入時には音程は合っていません。
初めてパンフルートを手にされた方は調律の方法など思いもつかないわけで、戸惑われることでしょう。
ある方は仕方なく狂った音程のまま練習を始められるでしょうし、ある方は「こんな音程のバラバラの楽器は使って
おれるか」と演奏することを止められるかもしれません。
安価で提供されていることはパンフルート普及に良いことですが、もっと丁寧に構造の説明など購入後の管理ができ
る状態で販売されることを望みます。
パンフルート購入・修理・蜜蝋などの問い合わせは082-894-0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>
までどうぞ。広島パンフルート愛好会教室へもどうぞ。nakamura@an-pan.org