今朝、知人からブドウを二房いただいた。
自らの手で育てられたものである。
艶やかな実り!
充実した豊饒さ。
早速お昼にいただく。 甘さのきわ立つ美味しさであった。
朝から重い雲の広がる一日。
タマスダレは、先日来咲きつづけている。
今日は、八つの花が咲いた。
下掲の花は、初めて開花したシュウメイギク。
毎年、一叢生じて花が賑わうのに、今年はわずかに2本。
シュウメイギクの衰弱は、猛暑のせいか、自らの寿命によるものか?
丈短く、初めから老いている。それでも、今日、予想していたより早く、小ぶりの花が一つ咲いた。残りの蕾は数えらるほど。この秋は、三つ四つの花しか楽しめそうにない。
【追記】
上掲のブログを投稿した後、先日来読んでいる一冊の本『思考の整理学』(外山滋比古著)の続きを開いた。
題名どおり、思考のまとめ方(整理学)について書かれた本であるが、作者は、小難しい内容を他例をもって、わかりやすく説明されることがよくある。それが、外山滋比古さんの本を読む際の楽しみでもある。植物に関する、以下の文に出会った。
P104 「メタ・ノート」より
[植物でも、苗床においただけでは、よく発育しないものがある。稲などその適例で、苗を田植で移植する。それによって、急に成長する。じかにまいたのではうまく行かないから、こういう二度手間になる作業が確立したのに違いない。
多年草の植物でも、あまり伸びのよくなかった木が、植えかえたら、見違えるほどにすくすくのびることがある。植物もコンテクストの中に生きていて、それに“なじむ”場合は成長が急であり、それと合わないときには、なんとなく発育が思わしくない。
園芸家はその辺のところをよく呑み込んで、しかるべきところへしかるべきものを植える。その心得のない素人は、しばしば失敗する。]