朝から欠伸ばかり。
昨夜も、8時間はしっかり眠ったのに。
昼前には、居眠りさえ出てきた。
このだらしない生活はなんだろう?!
河口の部屋での規則正しい生活、やや緊張を強いられる生活からの
開放感なのであろうか?
午後になっても、腑抜けた生活から脱することができない。
草花舎に行ってこようと、家を出た。
まだ枯れ色の、褐色の多い風景だが、大気は少し緩んできたようだ。
小道のほとりに、オオイヌノフグリを見つけた。
小さな薄紫の花。
地上に、春を告げている。
さらに駅近くでは、カラスノエンドウの花も見つけた。
まだ咲き始めたばかり。
野を歩いていると、欠伸は出なくなった。
やっと、私の一日が始まったかのように。
<2月27日 追記>
朝日新聞『歌壇』より
天界の輪廻と森羅万象の小さき証言者いぬふぐり咲く
(アメリカ)郷 隼人・高野公彦選の第一首
獄囚の身にあって、郷 隼人さんは、朝日歌壇に、優れた自作をよく投稿されている。
今回の歌には、昨日、私の目にとまり、地上に春を感じた
<いぬふぐり>が歌われている。