早速、<カメラのK>で、手ごろなものを求めた。
重さも負担になるほどではない。
河口の部屋から、レストラン<とみ>の方が、どんなふうに見えるだろうか?
幾重にも重なる山並みを、四季折々眺めるのも楽しみだ。
試みに、台所の窓を開け、国道の方を覗いてみた。
山手にある同級生の家が、すぐ傍にあるかのように見える。
さらに庭に出て、崖上の草や山の木々のそよぎを眺めた。
焦点の合わせ方にも、すぐ慣れた。
今まで、肉眼ではとらえることのできなかった世界が、新たに開けるだろう。
スマホで写真を撮り、縮小してブログに載せる方法を会得したので、
これからは、双眼鏡とスマホだけ持って、散歩に出かけよう。
最近、1月ほどではないけれど、身体の調子が今一つ。
立ちくらみがしたり、あまり経験のないことだが、鼻血が出たり…。
不整脈はしばしばあるのだが、その間隔が、ひどく間延びしたり…。
それでいて、おぼろに、明日の私が存在するだろうと、頭は考えているらしく、
双眼鏡を求めたり、活字が読みやすいと聞いたとたんに、下の特殊眼鏡を求めたり。
(読書を楽しみたいという気も、簡単には衰えず…。)
久しぶりに洋菓子屋によって、ケーキを求めた。
お店の前に立つ、丸い葉の植物名が気になり、
店員に尋ねた。
数名の店員、みな分からぬ様子で、
「店主に聞いておきます。またいらしてください」
とのことであった。