ぶらぶら人生

心の呟き

川沿いを歩く

2017-02-17 | 散歩道
2月15日 3時過ぎより
部屋を掃除していただく間、川沿いの道を散歩した。
2月の中旬にしては、ずいぶん温かく、心地よい日であった。

しかし、遠景は、少し霞んでいた。
遠山の雪は、むしろ私の部屋からの方が、まだしもよく見えるくらいであった。

もう一つ、外歩きには不都合なことがあった。
直前まで、読書に夢中になっていた。
太宰治の「彼は昔の彼ならず」が、面白かったのだ。

戸外に出た途端、しばらくは風景に薄い幕が張られたかのようであった。
視力が、急に落ちたのかと訝るほど。

気を付けなくてはいけない。
若い時のように、物事は運ばないことを。

太陽下の川や山が、普通に見えるまでには、かなりの時間を要した。


青野山の見える風景


川鵜のいる眺め
その向こうに見える橋の下まで歩いてみる。
橋まで歩くのは難しいだろうと思っていた。
が、簡単に歩けた。
歩数を確かめると、家から草花舎までより近いことが分かった。

河原に下りる石段が二か所あり、
下りてみたいと思ったが、諦めた。

歩きやすそうな、しっかりした階段なのだが、
掴まるもの(手すり)がないことに、不安を感じて。
(この日は特に、頭が疲れていた。
すべて、老いのせいであろう。)

 
帰途の眺め
河口の広がり。
やがて、川土手に、緑の蘇る日が訪れるだろう。
コメント
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