ぶらぶら人生

心の呟き

坂を上ると

2013-06-24 | 身辺雑記
 草花舎からの帰り、行き同様に段々道を上った。
 今日は、階段の数を数えながら。
 全てで、わずか15段。
 前回通ったときには、雨に濡れた夏草に覆われていたが、いつの間にか草が刈ってあった。
 歩きやすい。
 帰途の難所には違いないけれど、今日は雨も降らず、楽に上る。

      


 坂を上りきると、数メートル先に、Rさん母子と<ゆきちゃん>(白い犬)の姿があった。
 <ゆきちゃん>が、いち早く私に気づき、向きを変えて私に近づこうと必死である。

           

           

 私の方からも歩み寄り、しばらく<ゆきちゃん>と遊ぶ。
 かなり大きくなった<ゆきちゃん>だが、やんちゃぷりは相変わらず。

 梅雨の夕べの、のどかなひと時。


  ≪追記≫  ㋅25日

 過日(6月23日)、 「慰霊の日」 (沖縄)の追悼式典の模様をテレビで見た。
 ありきたりな式辞などが続いた後に、 小学1年生・安里友気ちゃんの自作の詩「へいわってすてきだね」 の朗読を聞いた。
 その詩に吸い込まれ、久しぶりに心を打たれた。
 美しい魂に触れ、喜びを感じた。

 昨日の新聞で、再び活字を通して、詩の心に触れた。
 読んでまた、感動を新たにした。
 この幼い少年の願いが、未来永劫のものでありますように!

 「へいわってなにかな」
 と考え、
 少年の感じた平和のイメージが述べられ、素朴な人間関係や少年が日常目にする風景が綴られている。
 それが、今のままに存在し続けることを念じている。
 理屈ではなく、そこに紡がれる言葉が、すばらしい。

    おともだちとなかよし。
    かぞくが、げんき。
    えがおであそぶ。
    ねこがわらう。
    おなかがいっぱい。
    やぎがのんびりあるいてる。
    けんかしてもすぐなかなおり。
    ちょうめいそうがたくさんはえ、
    よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
    みなとには、フェリーがとまっていて、
    うみには、かもめやかじきがおよいでる。
    やさしいこころがにじになる。
    へいわっていいね。へいわってうれしいね。
    みんなのこころから、
    へいわがうまれるんだね。

 これに次いで、戦争の恐ろしさ、平和の時代に生まれた喜びをうたい、平和の永続を希求している。

    これからも、ずっとへいわがつづくように
    ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

 との決意で、この詩は括られている。

 この少年の願いが、損なわれることがありませぬように! と、活字で読んで、また願いを新たにする。
 この思いは、単に、一少年の願いではない。多くの心ある人びとの願いである。

 私はかつて、石垣島や西表島には旅したことがある。
 が、与那国島は知らない。
 地図上で、日本の最西端の島<与那国島>を確認し、少年の詩に出てくる「ちょうめいそう」「よなぐにうま」、フェリーの止まる港などを調べた。
 猫も山羊も、のんびり暮らしている島。

 与那国島の温和な地に、いつまでも伸び伸びと成長する少年の姿があり続けますように!
コメント
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