ぶらぶら人生

心の呟き

霧雨の降る今日

2010-09-08 | 身辺雑記
 今朝、さわさわではなく、ざわざわと形容したい風が吹いた。
 台風の小さな余波なのだろう。
 昨夜も、吹き荒れた気配はなかった。
 その証拠のように、2メートル近く伸びた紫苑の細い茎が、傾きさえしていない。
 そして、ひそやかに、花が咲いているのだった。

         

 雨量はどれほどだったのか、昨夜、雨音が気になることもなかった。
 ただ、今日は終日、曇り空が重く広がり、折々、霧雨が降った。

 裏庭の紫苑を眺めたあと、思わぬ所に台風のいたずらはないかと、家の周りを見てまわった。
 台風の狼藉は、全くなかった。小さな鉢の一つも、転がっていなかった。
 風水害の被害を受けた土地もあることを思うと、ありがたい。


 人からいただいた鉢植えの百日紅を地面に下ろしたのは、10年以上も前である。
 一向に大きくならず、存在を忘れていた。
 ところが、その小さな木に、紅色の花が点っていた。
 頼りなげな花ながら、来年も咲くことを約束してくれているようで、嬉しい。
        
        

 シロヤマブキの苗木をもらったのは、3年前だった。
 今年は、数個の花が咲き、当然の如く、みごとな実が葉陰についていた。

        


 午後は、日高敏隆著『世界を、こんなふうに見てごらん』を読んだ。
 常識の枠の中で、悶々と生きている者にとっては、心地よい啓蒙の書だ。
 感想は、また日を改めて書きたい。
コメント
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