赤道儀用のクイックシュー 製作

2020-01-20 20:25:45 | DIY
赤道儀の望遠鏡を取り付けるクイックシュー部分

 先般購入した反射望遠鏡、 友人によれば初心者向けの奴だから月面の凹凸は問題なく見えるが土星の輪や木星の縞模様などはかろうじて見える程度だろうとの話だ。 僕としては望遠鏡で美しい星の写真撮影をする事にあまり興味は無く、 今迄に触ったことの無かった赤道儀をいじることで今の所は満足している。 さらには望遠鏡の接眼レンズ部分にデジカメを取り付けて何か星の写真を撮影する。 そんな事で遊んで見ようと考えているのです。 そして手持ちでデジカメを接眼レンズ部分に押し当てて写真撮影してみたのだが、 いろんな理由でフォーカスがシャープな映像は撮影出来ていない。

 そして移り気な僕は赤道儀から望遠鏡本体を取り外し、 デジカメに300 mm 望遠レンズや 14 mm 広角レンズを取り付けて、 それを赤道儀に搭載する事に興味の矛先を変えてしまった。 


 そして、 幸いな事に 300 mm 望遠レンズはなんの手を加える事なく、 赤道儀のクイックシューに取り付ける事が出来ました。



 しかし広角レンズを取り付けたカメラを赤道儀に載せようとすると、 手持ちしているVelbon の三脚用のクイックシューでは、 赤道儀の部品と干渉する所があって、 そのままでは使うことが出来なかった。 そこで暫定的にクイックシューをやっつけ仕事で製作した。 材料は主としてコの字形したアルミの押出成形材料だが、 DIYで遊ぶ事の多い僕の事、 手持ちの材料で全てまかなえました。 なを写真のレンズは広角レンズでは無く、 60mmマクロレンズです、 念のため。



 話かわって、 星空の写真。 最近図書館から借り出した

 「世界で一番美しい 深宇宙図鑑」 ISBN-10: 4422450018

写真もさる事ながら、 宇宙にまつわる最近の知見などの紹介記事も興味深かく、 お勧めの本だと想います。
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赤道儀の動きを体感 ー2

2020-01-19 11:56:17 | 天体観測
 昨夜、寝床の中で目覚めた後で赤道儀の赤緯と赤経を変更した場合には「壁面にどんな軌跡を描くのだろうか?」 と考えたり、 そのそも天体望遠鏡で星を観察する際に赤道儀を使用する目的は何か? などと考えたりしていたのだが、 昨日の引き続きで「接眼レンズ部分に光源を置き、 壁面に投影してみたら、 一目瞭然になるに違いない」 そう思って試してみた。

  Top写真で円周上の動きを示すのは赤経軸を中心に鏡筒を動かした(回転)時の軌跡を示し(青白いイメージ)、 左右方向に並んだ軌跡は赤緯軸をフリーにして鏡筒を動かした場合の軌跡(オレンジ色のイメージ)です。

 ちなみに赤経を表す目盛り板は円周上に24時間目盛り、 赤緯目盛り板には 0~90° の目盛りが刻まれています。

 この実験をしたことにより、 極軸を正しくセットした後、 赤道儀を使用して観察対象を視野に捉えると「天体の日周運動(北極星付近を中心とした回転)に依る視野外れを赤経つまみ操作だけで追尾出来る」であろうことがハッキリとイメージ出来たのでした。


北極星の赤経・赤緯データ

 さらにはどこに在るのか知らない星であっても、 星々の住所に相当するデータベースに記載された赤緯・赤経の値を使って望遠鏡の視野に捉える事も出来るそうだが、 今年の夏のヤナバ山荘の滞在中に、 どこか星がよく見える所に出かけて試してみたいと考えています。 
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赤道儀の動きを体感

2020-01-18 11:27:03 | 天体観測
目標①

 赤道儀に載せた天体望遠鏡を使うと星の位置を表す座標(赤経・赤緯)データを元にして観察対象の星を望遠鏡の視野にいれる事が出来るらしいことは聞きしっていた。 でも実際にその作業を行って観察した事は一度も無い。 そんな赤道儀の乗った三脚に望遠鏡取り付けて、 北極星を対象にした極軸合わせもどきを実施したのだが、 極軸を固定後に、 「残る二軸を変化させれば、 広い星空の中の特定のエリアを視野に収めることが出来る」 その事が実感を伴わなかった。 その原因は平面的なX/Y軸の座標には慣れているが、 赤道儀の回転動作に依る移動メカニズムが大空の空間の中にどの様な軌跡を描いて移動するのか? イメージする経験が無い事が最大の障害の様に感じました。

 それで今朝も天文少年だった友人に電話して「目標の星を視野にいれる時の実際的手順」について聞いてみた。

 答えは 「調整つまみなんかじゃ無くて、 二つの軸を固定するネジを緩めて、鏡筒を大きく動かしてみたら」 との事だった。


目標②


目標③

 それで室内の壁面に目印を3つ置き、 極軸は固定して残る2軸をフリーにした状態で望遠鏡が壁面の3つの対象を視野に入れる事が出来るか体感してみた。

 接眼レンズを装着して、 壁面の目標を視認するのは距離があまりにも近すぎてフォーカスが合わない。 それで接眼レンズを取り外し、 接眼レンズ部分にヘッドランプを押し当て固定し、 その光が壁面の目標を捉えることが出来るか? そんな方法での確認実験です。

 鏡筒を両腕で掴まえてクリクリ動かしてみたら、 意外と簡単に壁面の目標付近に光を当てることが出来ました。 その大まかな動きをさせた後にその位置を保持する(固定ネジを締める)作業などを考えると「バランスウエイトの設定」や鏡筒本体を保持する位置(重心)の設定など、 赤道儀を扱う上での最初に設定すべき作業の重要性が体感出来ました。

 また、 今回は室内での60°程度の視野角範囲内での目標設定でしたが、 たしかに二軸の操作で任意エリアを視野に収める事が出来ると体感できました。
 
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赤道儀付き反射望遠鏡を購入

2020-01-17 20:52:32 | タナカ君的日常

 口径 127mm。 MEAD社製  型式 EQM127

 使い古しでもよいからつばの長い帽子(野球帽)を手に入れようと思い、昨日の午前中は Hard Off のお店を訪れた。 気に入った帽子が見つからないまま、 ジャンク品も並ぶ僕のお気に入りの2階のフロアーに行ってみたら、手動タイプだが赤道儀に乗ったニュートン式の反射望遠鏡が目に入った。


 天文少年から大人になった友人に電話して聞いたところ 定価は3万数千円だが、 中古価格で1/3の価格で売り出されていたその望遠鏡。「初心者向けの安い価格帯の望遠鏡システム」 との話だった。  友人の意見では「ニュートン式は鏡筒の横に接眼レンズが置かれ、 光軸の調整として主鏡、反射鏡等の3箇所が必要なために初心者的には扱いが面倒かもしれない」 そんな意見も聞いた。

 でもどことなく買いたいモードが強まった僕、 星が出る夜間になってから再度店を訪れ、 店員さんにお願いして店の駐車場に望遠鏡を持ち出して西の空に輝きを見せている金星を眺めさせて貰った。 おかしな歪が無く一点にフォーカスした像として星が見えるか確認させて貰い、(実際には視野に捉えることが出来ないまま)購入を決めてしまいました。

 その試用の時から気になっていたのだが、 極軸を任意の位置に設定・クランプするのが極めて困難、 バランスウエイトと望遠鏡本体の重量を支えるメカニズムに何か不具合が有りそうな感じだった。

 そして今日の午前中、 富士山を視野に入れ、あれこれ確認していたら、 極軸設定微調ネジが欠落していると気が付いた。 赤道儀の該当部分には8mm程度のネジに対応するのタップがたてられ、 そこに「適応するネジを取り付ければ角度の微調整と同時にバランスウエイト等の影響で極軸の固定が出来ない不具合は解消する」と気が付いた。 そこで購入時の伝票と赤道儀の乗った三脚部分だけ持ってHard Offのお店を訪れて相談した。



 結果、 適応サイズのネジ(写真中央四角で囲んだ部分のネジ)の提供を受け、 極軸の設定不能問題も一挙解決しました。
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どんど焼き

2020-01-16 09:43:16 | 昔話
 ときおり閲覧させて貰っている「たかたかのトレッキング」なるブログ記事のオーナー ”たかたかさん” 。 昨日の記事では「どんど焼き」を話題にしていた。 今日のブログは何をテーマにしようかな? そんな事を頭の片隅にしてのブログ閲覧だったので燃え盛る炎の写真を見て「そうだ今日はどんど焼き」と決めたのです。

 ところで僕の生まれ故郷は彼女が暮らす高崎ですが、 僕が育った地域ではどんど焼きは催されなくなっています。
 もっともそれは随分昔の話で僕が中学生頃(昭和30年代初頭)には既に実施されなくなったと記憶する。

 子供の頃、 正月の松飾りが外される時期には利根川の支流・烏川の河川敷にどんど焼きの骨組みは組み立てられた。 材料は真っ直ぐな真竹と荒縄。 何本もの竹の先端を縄でまとめて縛り、 地面に接する部分は円形に広げて建てる。 するとインディアンの移動住居「ティピー」と同じ様な円錐形の骨組みが出来上がる。 

 その円錐形の構造の中間部分、 大人の背丈くらいの位置の内部には竹を組み合わせて床の様な構造も組み込まれ、 円錐形構造の補強がなされていたはずだ。 また円錐構造の一部の竹組には出入り口となる開口部が設けられて内部に人が出入り出来る様になっていた。 

 正月の松飾り、 一年間の勤めを終えただるまさん、 仏壇や神棚の御札。 そんな各家庭から持ち出された可燃物はどんど焼きの対象となるべく、 円錐状に建てられた竹材の隙間に押し込まれて骨組みの竹は覆われてしまうのです。 そしてどんど焼きが行われる当日の夜、 地域の寺の坊さんの読経に続いて火が放たれる。 それを取り巻いていた僕たちは神棚の飾り物、 小枝に幾つもの小さな丸い餅を指した繭玉(おまいだまと呼んでいた)を残り火にあてて焼いて食べ、 多分一年の無病息災や農家であれば養蚕の収入増加をいのったのでしょう。

 そんなどんど焼きの対象が川原に建っている期間は建造開始してから2~3日の間と記憶しますが、 他所者に火を着けられて燃やされてしまわない様に消防団の様な組織の若者が 「見張り番として、 どんど焼きの内部に泊まり込む」そんな時代でもあった。 そして、 飲酒泥酔して寝込んでいるところに火を着けられて火傷ないしは死亡なんて騒ぎもあったと聞く。 (僕の地域のどんど焼きでは事前にちょっかい出されての消失事故は無かったと記憶します、きちんと見張りをしてくれていたのでしょう)

 そんな正月飾りの松の枝などを売る「松市」なんてのも暮れの風物詩として有ったのだが、 「山林を守ろうとしてか?」 「新生活運動」なる活動の一環としてか? 世の中は小さな紙に松飾りの絵を印刷した物を玄関に貼り付けて簡略に済ませる風潮がはびこる時代となり、 「どんど焼きは危険」といった意見もあって、どんど焼きが行事が中止されてしまいました。

 あの松市に出品されていた材料は正規の山林の持ち主の収入につながったのか? それとも松市に出店していた(幾分ヤーさんポイ人々)の懐だけを潤したのか? 当時の僕には知るすべもなかったのだが、・・・ もしかしたら松市やどんど焼きの消滅が、 今の世で松食い虫の被害がはびこる原因となっているのではないか? そんな感慨を持ちながら、 この記事を締めくくる。
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Windows7 サポート終了日

2020-01-15 10:32:46 | PC & Soft


 2020年1月14日、 Windows7のサポートが終了する日が過ぎた。 一夜明けた今朝、 何事もなくデスクトップPCは稼働を開始して、 こうやってブログ記事の編集作業を開始した。

 とりあえず、動く間は使い続ける予定でWindows10の機種に買い換えることはしていません。 時の経過の中で、 ウイルスに感染して動作に支障を生じたら去年の12月に交換保存したHDを再換装して使用を続けるつもりです。 さらに年月の経過でWebサイト側の判断で、 OS(Windows7)ないしはブラウザのバージョンに依ってはアクセスを拒否する。 そんな事態が生じるかもしれません。 その時には諦めて新しいPCの購入を考えます。

 さーて、 我がWindows7 PC、 何時まで使い続けられるかな?
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フラッシュライトをヒモで吊り下げ

2020-01-14 16:27:19 | DIY
 ボタン型のスイッチを押す毎に点灯モードが切り替わる5個の赤色LEDが組み込まれたフラッシュライト、 道路端で夜間、車を止めて雪の撮影をする時には半透明のビニール袋に入れて車体後部の視認しやすい場所に吊り下げておいた。 本来なら雪の結晶撮影シーズン真っ只中だと言うのにはかばかしい降雪が無い。 暇を持て余してビニール袋よりも少しだけましな吊り下げが出来る様に変更を加えた。 といっても、 フラッシュライトのケースに細くて強い紐をエポキシ系接着剤で接着して、 簡単に吊り下げられる様にしただけの事。


車体に磁石を吸着、 それを支点にランプを吊り下げ


全部点灯モードで点灯中
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映画「男はつらいよ」見物

2020-01-13 18:09:03 | タナカ君的日常
 立川駅近くの「立川シネマシティ」で 寅さんシリーズ50作目の「男はつらいよ お帰り寅さん」を見に久しぶりに映画館へ足を運んだ。 寅さんの甥・満男が、 寅おじさんの事を回想する狂言回し的な立場で主演する。   開演10:10 映画館を出て明るい陽の光の場所に出たのは12:10だから、 上映時間はおよそ2時間の映画。

 座席が170席強の6階のIスタジオ、 客の入りはおよそ3割程度、 月曜日の朝10時開演のこととて、 観客の多くは僕と同じ年代の人々が大半だった様に見受けられた。

 映画そのものは2時間を飽きずに見る事ができて、 そこそこ面白かった。 しかし満男の表情がどの場面も同じ、 白目部分が多く感じる目で黒目部分を下に向けた表情が暗かった(Top写真では瞳が前方を向いている)。 まあ彼が目立つ必要の無い映画なのかも知れませんが・・・

 それと出演者が年老いた感を出すためだろうけれど、 サクラが階段を登る場面では演出で「どっこいしょ」と言わせたり、 スナックをやっているリリーに「嫌になっちゃう、お手洗い、今日はもう八回目」 などと言わせてみたり。 そんな演技をさせなくても、 「みんな十分年老いた顔や喉の皮膚のたるみだよ」などと想いながら見物しました。
  
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僕だって初詣@2020

2020-01-12 12:27:50 | タナカ君的日常
 大晦日、 そして元旦、 そんな時期にはブログのテーマには新年を寿ぎ、初詣に出掛けた記事が溢れる。 そんな中で僕のブログ記事は「雪の結晶撮影」カテゴリーの記事が大半を占めていた。 だからと言って正月らしい事をしなかった訳じゃ無い。

 大町に滞在したこの暮からお正月の期間、 僕だって初詣に行きました。 初詣に訪れたのは大町市内で三重ノ塔が境内に聳える若一王子神社です。 昼時少し前の時間でしたが、 長い列が出来ていました。


 ショージ君の家族と一緒に出掛けたのですが、 娘さん、 おみくじで「大吉」を引き当てました。 良い一年の始まりですね、 おめでとう!

 彼女の保育園に通っている男の子、 貰ったお年玉を手にして、 「どうして、こんなのもらえるの~?」 とお母さんに質問とも、 独り言とも取れる口調で呟いていました。 彼にとっても記念すべき年の始まりだったようです。

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カメラのモニタボタン操作性向上

2020-01-11 10:55:46 | 雪の結晶撮影
右下隅のモニタボタン

 デジカメの液晶画面、 撮影時はライブ映像を表示し、 撮影後にはモニタボタンを押すことでメモリに記録した映像を表示させることが出来る。  雪の結晶撮影に使用してきたカメラはOLYMPUS社の OM-D EM5、 それを昨年には EM5 マークⅡに買い替えたのだが、 マークⅡではモニタボタンの位置が右下隅に変更されると同時にボタンのサイズが小さく、 カメラ本体部分からの飛び出し量も極めて少ない。 そんな変更がなされていた。 その結果、寒い中での長時間撮影に必須な手袋着用では、 ボタン操作がほぼ絶望的だった。 だからボタン操作が必要な場合は手袋を外し、 素手の指先でボタンを押していた。 さすがにそれに耐えかねて、 2020年2度目の草津撮影行を前に、 手袋を装着したままで、 そのボタンのOn/Off操作を可能にする外付けの仕掛けを組み込んだ。



撮影装置に組み込んだOM-D EM5 Ⅱ と モニタボタン位置(赤マーク部分)



 操作性向上を目的とした外付けの仕掛け、
 赤マークの裏側に突起を設けた


 りん青銅板の先端のボタンに触れる位置に軟質プラスチックで小さな突起を設けた。 小さな丸い突起は手芸などに使用するホットメルトガンでプラスチック丸棒をりん青銅板の先端に溶融付着させたのです。

[ 設置手順と固定方法 ]

1. クイックシューを取り付けたカメラ本体を撮影システム内部に組み込む。

2. りん青銅板を組み込んだ仕掛けの突起がモニタスイッチ部分に合致する位置に調整。 

3. 仕掛けを構成する板材部分を目玉クリップで撮影装置外箱に挟み込み固定完了。
  撮影装置外箱の内部には仕掛けの先端を挿入するギャップを設けてあります。
  つまり仕掛けは2箇所で保持固定されるのです。


 「あーあっ」 こんな準備までして2度目の草津行にそなえていたのに、 南岸低気圧の通過経路が南方にずれてしまうとかで、 気温の低下もはかばかしく無く、 降雪のチャンスも少なそう。 残念ながら、 草津行きは中止します。
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