嗅覚喪失して2年です

2020-01-30 09:58:03 | タナカ君的日常
 梅や柚子でジャム作りをする時の楽しみ、 それは食べるより前から始まる。 完熟した梅なんかだったら材料を下処している段階から良い香りに包まれ幸せを感じ、 煮詰める時には幸せ感はもっと高まったものだ。

 それが2シーズンほど前からジャム作りの時に材料から立ち上る匂いを感じなくなった。 その事は「70過ぎの加齢による感覚機能の老化に依るものでしょうがないだろう」と受け流していたのだが、 先日の風邪症状を対処するための診療に耳鼻咽喉科を受診した。 その際の問診票の問の中に書かれた「カゼ」の他に「嗅覚」だったかの項目もあったので、その2つに丸印を付けた。

 発症時期は「カゼ」は5日前から、 「嗅覚」は2年前からとした。


 その嗅覚については医者からは 「時日の経過が長すぎるから回復の見込みはハッキリしない」 そんな判断を聞かされた。 そして治療が始まった訳だ。 当初はカゼ症状で鼻詰まりが酷かったので、 カゼに対処した治療が先行し、 そっちの症状が落ち着いてから、 嗅覚消失への点鼻薬が開始された。

 その際の受け取った点鼻薬注入姿勢の解説資料がTop画像です。

その姿勢を作るためには椅子を2つ並べ、 尻から肩までを椅子に載せ、 膝から先と肝心の頭部を椅子からはみ出させて鼻の穴が天井を向く点鼻薬注入姿勢を作っています。 しかし首は後方に90°もそっくり返らず、 理想的な点鼻姿勢は出来ていないと想われます。

 この姿勢で、「鼻に滴下した薬の2滴を鼻腔を流下して鼻腔の最頂点付近に在ると聞かされた臭いを感じ取る部位にまで届ける」 のだそうですが、 それが達成出来ているのか? 本人にはわかりません。 何しろ鼻の穴の開口部から目的の場所まで、 2滴の雫が到達するまでの道のりはとてつもない難路に感じるのです。

 それから、 薬を滴下した後で、 この姿勢を5分間維持するのも なかなか苦痛の時間ですね。 しかし効果が有って、美味しい食べ物の匂いが再び感じ取れる日が来るのを期待して、 暫く治療を継続してみます。
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