ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

運転免許返納

2019-05-20 00:11:59 | 日記
フォトは本物の事故ではなく、10年ほど前にタイ警察が飲酒運転抑止のため道端に造作した再現現場である。



池袋の残忍な殺傷運転に鑑み、自ら決意したり家族に説得されたりで、運転免許を返納する高齢者が増えているとか。

勿論、運転免許返納の対象となる “運転不適格者” は高齢者に限らない。



一口に運転免許返納と言っても、近隣や自宅に居ながらも様々なサービスが享受できる環境下と、クルマなしでは生活できない環境下では、その重さに雲泥の差がある。



近隣や自宅に居ながらも様々なサービスが享受できる環境下で、周囲から指摘されるような “運転不適格者” となれば、ひととして即、返納しなければならない。

便利さや免許への執着などで躊躇う場合ではない。 便利さや満足感、快楽追求のために、ひとの命を犠牲にしてはならない。



一方、クルマがないと生活できない環境の場合は悩ましい。

自転車では不足で、タクシーも呼べないし、バス便もなく、ネットスーパーのエリア外で、公的あるいは民間の援助サービスさえ存在しない、となれば、運転免許返納は死活問題だ。 残念ながら、自動運転による移動ツールも未だ実用化されていない。


「クルマがなくても生活できる場所に引っ越せば?」 といった意見もあろうが、特に高齢となってからの転居は様々な意味で難易度が高い。 加えて、子孫に同居を促される幸せな方など、ごく少数では? 


クルマなしでは生活できない環境で暮らしている方が “運転不適格状態” になってしまったら?  これは何とも悩ましい。

「こんな辺鄙なとこじゃ自損事故しかないよ」 という考えもあろう。 歩行者やクルマを見掛けないエリアにおける確率論は説得力を持つ。 但し、決してゼロにはならない。





ひとの命(殺傷リスク) か 自身や家族の命(生活) か?  これは究極の選択だ。

クルマなしでは生活できない環境下で “運転不適格者” になってしまったら ・・・ 貴方はどちらを選びますか?









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする