超売れっ子芸能人だった横綱

朝青龍が引退したのは当然だと思う。　但し、これは相撲を伝統的な神事・国技と考えた場合。　一方、芸能界ではこういった姿勢・行動も、迷惑ではあるが、ある程度は「アリ」だと思っている。　もちろん許されるのはごく一部の売れっ子に限定される。

豪快かつ傍迷惑な生き方を貫いたコメディアンもいる。　有名俳優には常軌を逸した伝説がつきものだったりする。　ちょっと前までは、少々ヤバイ臭いのするアイドルもいた。　芸能人が持つ非日常性が、ファンに夢を与えていることも事実だ。

売れっ子とその人気は大切な収入源・・・こいつを失いたくない事務所にとって、不祥事のもみ消しなど日常茶飯事だろう。　一方、国技になると話は別だが、芸能界も国技も収益あっての世界であることに変わりはない。　朝青龍はいわば「超売れっ子」だ。　相撲協会は相当苦悶したはず。

相撲協会や親方には、若くして花形となりうる大切な人材を、責任持って厳しく躾ける優しさや、大人としての人格を望みたい。