思い切って厚手のコートを出した。
室内では少々大仰な格好も、外に出ると丁度いい。
通りを歩く人たちは心なしか早足だ。
「師走らしい」と言えばそうなんだろう。
休日12時過ぎの駅前 A行はガラガラ。
入口至近の ATM を選択するも、やはり休眠中。
仕方なく、その奥の ATM で記帳を済ませ、スクランブル交差点を渡って目前の駅へ。
3、4分待って、やって来た電車に乗る。
席に座り、目的駅へ到着したら階段を上がり、改札を出て C行へ。
繁華な駅前は混雑している。
厚着で気忙しく行き交う人々。
C行もガラガラ。
記帳を済ませて B行へ向かう。
B行もガラガラ。
記帳を終えて駅方向へ。
今回も、昼食は駅前中華料理店の美味しい〝野菜炒め定食ライス大盛り〟。
前回は不慣れな新容器から不意に出た大量の酢で〝酢漬け〟にしてしまった。
これに懲りて、今回は一切かけずに食す。
しかし美味しくない ・・・ 下手な調理人に当たったのか火力が弱かったようで水っぽい ・・・ が、〝酢漬け〟よりは百倍美味い(笑)
駅へと戻り、間もなくやって来た電車へ乗り込む。
空いた車内…やや長い停車時間を経て、自宅最寄り駅方面へと発車。
帰宅すると、ドアを出てから59分経過。
PC の電源を入れ、ウイルスフルスキャンしつつ、記帳内容等を管理表に入力。
11月も月次予算を余裕で下回っている♪
〝予め3年4ヶ月かけて作成していた原案を、更に4年4ヶ月かけ徹底的にリファインし、慎重に慎重を重ね余裕に余裕を持たせ、安心安全に創り上げた資産計画〟に感謝♬
町並みはクリスマス一色。
今年もまた〝一年で一番「華やかで厳か」な時期〟が始まった。
購入して5年と10ヶ月ほど経過した JBL4312SE が絶好調である。
(フォトは左寄りの位置で撮影したため、L と R で内振り角度が違って見えます)
その音は、数々のクラシックやジャズのコンサート(ロックコンサートにも結構行ったけど、所詮 PA主導だし、そもそもステージとアルバム ・・・ LIVE盤、スタジオ盤とも ・・・ で音作りを変えるケースが少なくないから違うかな)、バンド活動等で直接耳にした音に近いから〝良い音〟ということになる。
そしてそれは、かつてサテン M-20とデンオンのターンテーブル、テクニカのシェル、サエクのアームとコード、LUXMAN のプリメイン、PHILIPS AD9710/MC と PHILIPS AD0163/T8、極厚の板で組まれた200L を超える重量級バスレフ箱で創り上げた音をそのまま太くしたような〝大好きな音〟でもある。
粉末状の曖昧なトーンではなく、微細に砕いたガラスのようで、1 つ 1 つの音粒を描き切る力がある。 これこそが僕にとって最高の音色。 このトーンこそ、正しく僕の〝Primary Standard〟だ。
因みに、エージングに合わせて都度、変更調整してきたアッテネーターは HIGH:目盛り4 +1クリック、MID:目盛り6 -2クリックで落ち着いている。
この〝Primary Standard〟により、愛聴CD(500枚ほどしかないが)1枚1枚それぞれの作品や演奏の良さに改めて気付かされる。
Mischa Maisky が奏でる、温かくなめらかで力強いチェロ
Mike Oldfield が時折使う、時に耳を圧迫し、時に部屋中に広がり床を揺るがす重低音
山本恭司〝HORIZON〟2曲目のオンマイク収録されたトップシンバルの、カチカチ&キンキンと目前で叩かれているような硬質金属音
Eileen Monger〝The Lilting Banshee〟8曲目の玉を転がすように繊細で瑞々しく物憂げなケルティックハープの音色
Rick Wakeman〝No Earthly Connection〟2曲目や、Bruno Walter指揮 Columbia Symphony Orchestra による〝 Dvořák Symphony No.9(1959年録音)〟全般に見られる、トロンボーン特有の細やかで切れの良い劈き音
〝LED ZEPPELIN IV〟や、〝Ritchie Blackmore's Rainbow(1st)〟 〝Iron Maiden(1st)〟全般に見られる空間に広がるクラッシュシンバル独特の霧雲金属音
D-LOOP の歌姫 MINAMI のリアルな声、切ない息づかい
その他…
どれも感涙もので、CD を取っ替え引っ替えしつつ、酒が進む♪
但し、設置環境は理想とはほど遠い。
フォトの通り、室内に押し込まれた SRC の柱 ・・・ 12インチウーファーを収めながら横幅36.2㎝というコンパクトな4312SE でギリギリ100㎝超のスピーカー間隔が確保できる狭い壁面、左右の構造が異なるため生じるイレギュラーな定在波 ・・・ 。
このハンデを克服するため、大胆かつ細やかにセッティングを重ねて追い込んできた。 結果、その悪影響をごく僅かにまで軽減させることに成功。
JBL4312SE は恐らく今がピーク。 これからゆっくりと劣化していくんだろう。
それでも、これまで数え切れないほど行ったセッティングの努力がエージングと共に満開を迎えた今が嬉しい。
予約していた CD が、11月20日のリリース当日に届いた。
それは11月19日にも書いた、吉田拓郎さんの新作 ミニ アルバム〝ラジオの夢〟。
(フォトにはスマホを構える僕の姿がうっすらと(笑))
「どの曲がいい」などど選べない ・・・ 全てが素晴らしい!
拓郎さん自身がブログ〝ラジオの青春〟に綴った曲紹介を読みつつ聴けば更に格別。
個人的には初夏のリリースが相応しいアルバムだと思う。
ブログの曲紹介にもある通り、オープニング1曲目 Address Unknown のエンディングは「ウルって・・なる」。
ささやかで豊かで壮大な SE を背景に、真夏の午後の白昼夢のようなコード進行と旋律 ・・・ 湧き上がる感情は「悲しさ」ではなく「切なさ」「儚さ」。
それは、かつて1年が、季節が、とても長く感じられた頃に目にした鮮やかな景色 ・・・ 肌を刺す熱気、海と空の碧、入道雲の白、夕立の澄んだ粒々、雨の香、草木の蒼、眩しい陽光。
勿論、熱狂的に受け入れられ様々な激論を生んだ70年代のアルバムとは違う。 そして、その後のアルバムとも違う。
「今はまだ人生を語らず」から年月を経て尚パワフルでありながら「今なら人生を語れるよ」と余裕で語りかけているような作品だ。
どの曲も「肩の力を抜いて、今を、表現を楽しんでいる」。
radiko じゃない、雷が発生すると「バリバリ」とノイズが入った本物のAMラジオが発する音のように、コンプ強め歪み多めで荒々しく音作りした曲もある。
そんな曲が、音が、警笛が流れキャッチコピー「旅のレストラン日本食堂」で締めくくられる CM に夢を馳せながら深夜放送を聴いていた海岸沿いの田舎町 ・・・ 生まれ育った家、当時過ごしていた室内、押し黙った空気感、時折かすかな低い音で響き渡る船の汽笛 ・・・ を想い出させる。(もう父も母もいないが…)
これは、僕の〝ラジオの夢〟〝ラジオの青春〟でもある。
歌詞は勿論、アナログレコードジャケットに込められた意味や「卒業宣言」もあってボロボロに泣けた前作〝ah-面白かった〟はアンサーソングも含む〝回顧録的作品〟でもあったが、この「ラジオへのありがとう!を込めた」という〝ラジオの夢〟は正しく拓郎さんの〝新作〟。
さてさて、これが本当に最後のアルバムになるのだろうか?
「今回ミニアルバム発売に合わせての通常的なプロモ-ションは行っていない 色々な番組からの、お誘いや取材の話しもあったが・・・すべてお断りさせていただいた」
と投稿する一方で…
「年内に仕上げなければならないビッグからの作曲依頼に没頭中」とも!!
ビッグって誰なんだろう??
これだけハイクオリティで心を打つ新境地を切り開いたのだから、ファンとしてはどうしたって更なる新作に期待してしまう♪
朝7時、消魂しく鳴り響く目覚ましの暴力的騒音に叩き起こされる。
アラームを切って暫し呆然。 そして、ようやく気付く。
「今日はシーツとパッドの洗濯とマットのローテーションをする日だった…」。
カーテンを開けると、窓外のビルとビルの狭間の、そのまた遠くに神々しいお姿。
但し、そのまますぐに起きるわけではない。
ベッドに戻って毛布にくるまり、二度寝しないようそれなりに気を張りながら、予定通り1時間ほどウダウダした上で起床。
いつもの起床時刻は概ね10~14時。
早朝は殆どお目に掛かることがないため余計、新鮮に感じる。
四季折々で見え方が異なるも、澄んだ秋空と凜とした美しさとのコントラストは格別で、自然と背筋がシャンとする。(とは言え iPhone SE で撮ればこんなもの)
そして何度も書いている通り、昭和生まれの僕は〝思わず柏手〟なのである。
家族親族、皆が幸せでありますように。
最近、〝「貯金2,500万円と年金月22万円あれば生きていけるかと」…浪費もせず堅実に暮らしていた67歳・元サラリーマンが、定年後わずか2年で〈老後破産危機〉に陥ったワケ【CFPの助言】〟との記事をネットで見掛けた。
タイトルからして情けない話だが、内容は深刻だ。
以下に書き出すと…
・夫 65歳定年退職(無収入)
・妻 62歳パート収入月額8万円
・戸建て住まい(記事内容から、持ち家と判断される)
・年金月額22万円
・貯蓄2500万円(退職金1500万円を含む)
・息子は大学生
・住宅ローン残400万円
でもって…
・支出月額30万円(学費を除く)
加えて、定年退職を機に…
・大型家電買い替え
・自家用車買い替え
・室内バリアフリー化工事
・家族で海外旅行
先ず、妻のパート収入と年金を常時丸々使っていることが異常! あまりにも酷すぎて、申し訳ないが「バカなの?」と言いたくなるレベル。
因みに、2018年1月25日に 〝65歳までに貯蓄すべき金額は?〟 というタイトルで紹介した生活費月額は〝支出できる最大限度額〟・・・ つまり〝常時丸々使って良い額〟ではなく〝その中でやりくりする額〟。 普通に考えれば分かるだろうに。
次に、常時この支出を続けるのに貯蓄2500万円というのは決して潤沢な額ではない。 今後の臨時出費は? 家屋の修繕費用は? いずれ必要になる介護費用(介護付き有料老人ホーム入居のための資産も視野に)は? 一体どうするのかね、この人?
ネットのローン相談記事等で勘違いしている人も散見されるが「戸建てはマンションと違って管理費や修繕積立費がかからない」ではなく「戸建てはマンションと違って自発的に修繕費用を積立てて準備しなければならない」のですよ。
そもそも65歳にもなって住宅ローンが残っていること自体、杜撰な人生(後に本人も反省している)だと言わざるを得ない。
その上、まだ自立していない大学生の息子がいるのに、大型家電と自家用車の買い替え、バリアフリー化工事、海外家族旅行までやっちゃった挙げ句、その息子が卒業を前に留年して追加の学費が発生したとのこと ・・・ もうどうしようもない破綻体質!
記事中には「(定年退職後)約2年間であれよあれよと、退職金を含めた貯蓄残高が500万円まで減ってしまった」と書かれているが、定年を機に思考を放棄したのか?
その後、夫は仕事に就きましたとさ、めでたしめでたし(当たり前!(笑))。
勿論、多額の資産の相続が確実に見込まれたり、アパート経営による家賃収入や株式投資による金融資産、配当等があれば話は別だが。
まー、作り話かも知れないが、簡単な足し算引き算さえできなくなった輩は、わざわざ CFP認定資格保有者が記事にするまでもなく「老後破産まっしぐら」だ ・・・ 全くもって馬鹿馬鹿しい(笑)