Mars&Jupiter

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横浜から和田町まで、オルフの「情け知らずの女たち」、そしてブルックナー交響曲第5番

2007-12-13 05:15:32 | カール・オルフの作品
昨日は横浜から和田町まで歩きました。
途中聴いたのはオルフの「情け知らずの女たち」。
この作品も1608年のモンテヴェルディの作品を
管弦楽用に編曲したもののようである。
マドリガーレ第8巻愛の歌に、収められているようである。

バレエ・オペラ風の作品だということだが、
もちろん、気品のある作品であることには違いない。
「アリアンナの嘆き」はオルフがドイツ語に訳したようだが、
この「情け知らずの女たち」のドイツ語訳は、
ドロテア・ギュンターによるものである。
この人物は、1920年代に出会った人物で、
彼女がミュンヘンに設立した舞踏学校(Tanzschule)で
オルフは1936年まで教えていたようである。
のちにオルフが音楽教材を手がけるようになるのは、
ここでの教育実践も関係しているのかもしれない。

とにかく、このモンテヴァルディの作品を
ドイツ語に訳した作品をドイツで上演するのに
大きな意味があるに違いない。
イタリアのオペラ風音楽だから、
ドイツ語に不釣合いな気もするのだが、
なぜか音楽を聴いていると、
ドイツ語らしく聞えないところが
不思議に違和感がなく、おもしろい。

ところで、聴いたCDの指揮者はアイヒホルン。
オルフの「情け知らずの女たち」を聴いたあと、
続けて聴いたのがブルックナーの交響曲第5番。
アイヒホルン指揮、バイエルン放送交響楽団の演奏。
1990年に録音されたこのCDは自然体の演奏でいい。
ブルックナーの交響曲は2、5~9番まで
リンツ・ブルックナー管弦楽団との録音を残しているが、
3番、4番など、もっと録音を残してほしかった。
オルフの作品の演奏はもちろんいいのだが、
ブルックナーもなかなかなのである。

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