Mars&Jupiter

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シベリウスの交響曲第5番を聴きながら横浜から二俣川まで歩く!

2007-04-15 07:59:19 | ジャン・シベリウスの作品
昨日は横浜から二俣川まで歩いた。
西谷から鶴ヶ峰まで歩く間、帷子川沿いの空をバックに、
久しぶりにオリオン座など多くの星を見ることができたのに、
一瞬で雲が広がり、飛行機雲も空のキャンバスを横切り、
夢のような幸せな瞬間は失われてしまった。

昨日歩きながら聴いた曲はシベリウスの交響曲第5番である。
今日から音楽の話題は北欧の交響曲にしようと思う。

自然を感じさせるこの曲は名曲であることに違いないが、
いつも思うのは第3楽章の最後の終わり方である。

休止符が多く入ったこの終わり方は、演奏も難しいだろう。
もちろん感動的な終わり方であるが、一方では不自然でもある。

何か音楽上の一つの実験をして終わったようでありながら、
まだ語りつくせないような何かがある気もする。
何かを創ろうとして創りきれなかったような気もするのである。

中学生の時にはシベリウスの交響曲全集が欲しくて、
長野のレコード店でバルビローリ指揮の全集物のレコードを
買うか買うまいかを悩んだあげく、やっとの思いで買ったものだ。
今ではその金額の1/2いや1/3で
CDの全集物が買えてしまうのだから、すごいものだ。

なんとかして買って聴くことのできるありがたさが薄れ、
今ではバルビローリ盤、ザンデルリング盤、ベルグルンド盤、
サラステ盤などいろいろ買ったがこりもせず買ってしまったのが、
ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団のものである。

しかし、この演奏は買って良かったと思うもので、期待以上だった。
フィンランドの自然を感じさせ(といって行ったことはないが)、
どの交響曲も演奏は満足のいくものである。

中学生の時にシベリウスの作品を聴いて、
フィンランドなど北欧に一度行ってみたいと思った私だが、
なかなかその夢は今も実現はしない。
せめて、シベリウスを聴いて行った気になっている私である。

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