Mars&Jupiter

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ガヴリイル・ポポーフの交響曲第1番作品7を聴きながら、都立大学から中目黒まで歩く

2012-05-21 23:21:59 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は都立大学駅から中目黒まで歩きました。
途中聴いたのは、1904年生まれのポポーフの作品。
レニーングラード音楽院でニコラーエフやシチェルバチョフらに師事した。
交響曲第1番作品7は1926年から1927年にかけて作曲された。
聴いたCDはゲンナジー・プロヴァトロフ指揮、
モスクワ国立交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・エネルジーコは、強烈なトッティで始まる。
そのあと主題が奏されていくが、無調で不安を感じさせるとともに、
ダイナミックな部分を見せながら音楽は展開されていく。
その展開はドラマティックで、聴き応えがある。
打楽器や金管楽器が効果的に使われ緊迫した音楽が続いていく。
盛り上がる部分が終わると、いったん静まりヴァイオリン・ソロが入り、
再び冒頭の旋律が奏でられていき、再び徐々に盛り上がりをみせ、
そのあと静まってそのまま次の楽章へと続く。
第二楽章ラルゴ・コン・モート・エ・モルト・カンターヴィレは、
木管楽器によって旋律が奏でられて始まる。
その旋律はやがて弦楽器が引き継いでいく。
後半ドラマティックな盛り上がりがあり、
それが終わったあと全体が静まり、
弦楽器と木管楽器が最後残って静かに終わる。
第三楽章フィナーレ:スケルツォ・エ・コーダは、
ティンパニと打楽器によって、荒々しく行進曲風に始まる。
その音楽はショスタコーヴィチの作品との共通部分を感じさせる。
シロフォンと鐘の音が響く中、最後は金管楽器を中心に盛り上がって終わる。

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