Mars&Jupiter

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二俣川から新横浜まで、スヴェンセンの交響曲第1番・第2番を聴きながら歩く

2007-04-16 06:57:52 | 古典~現代音楽ノルウェー編
昨日は二俣川から新横浜まで歩いた。
西谷の梅の木の交差点を左に曲がり、
途中旧民家の多い羽沢の付近を左手に見ながら通過し、
急にひらけ高層ビルが続く新横浜付近を見ながら駅まで歩いた。
10km以上距離はあるだろう。さすがに遠い。

新横浜の駅構内も現在工事中であるのだが、
とにかく周辺地域の開発による変化は急激である。

西谷から新横浜へ歩きながら途中思ったことは、
ある目的地まで行くのには色んなルートがあっていいんだなということ。

数学の問題を解くのと同じように
様々なアプローチがそこにはあるが、
何がいいかはその人の判断による。
早く解く方法がいいのか、その過程を楽しみたいのか、
これを言い換えれば早く目的地に着く道を行きたいのか、
行くまでに見る色々なものに何があるのかを楽しみたいのか。
結局は目的地に着くことは同じなのだが、
その間に経験することは選択するルートによって違うだろうということ。

僕にとっては何か横浜という場所の古い部分を見ることができ、
想像力を膨らませることができたというのが本日の収穫である。

昨日新横浜で向かう途中に聴いた曲は、
ノルウェーの作曲家スヴェンセンの交響曲第1番・第2番であった。

第1番は古典的な交響曲の作りかたをしており、
第2番はグラームスのようなロマン派の交響曲を意識したかのように思える。
それぞれ、その特徴は第1楽章を聴いた時点で理解できると思う。

スヴェンセンのノルウェーらしい部分は
じゃあどこにあるかということになるが、
それはそれぞれ第3楽章にあると思う。
おそらく民謡からメロディを採ったかに思える旋律が聞こえてくる。

当時は指揮者としての活動が忙しく、
作曲活動にも支障が出るくらいであったようだ。
第3番の交響曲にも着手し、完成していたと言われているが、
現存してはいないようなので、結局交響曲は2つしかない。

シベリウス・ニールセン以前に活躍した北欧の交響曲作曲家として
もっと彼の交響曲は再評価されていいんだろうなと思う。
そんなことを思っているうちに横浜国際競技場が見えてきた。

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