Mars&Jupiter

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ゴンバウの「寝ずの番をするドン・キホーテ」を聴きながら、横浜から星川まで歩く

2007-10-11 07:09:29 | 古典~現代音楽スペイン編
昨日も、横浜駅から星川駅までの間を歩く。
途中聴いた曲は、1906年スペイン生まれのゴンバウの曲。
同じく昨日と同じナクソスのCDの中に入っている。
ゲラルド・ゴンバウ・ゲラが正式名のようである。
「寝ずの番をするドン・キホーテ」は、CDの解説によると、
1945年のマドリッド音楽院の作曲コンクールに提出し、
満場一致で1位を獲得した作品のようだ。
初演は1947年3月23日マドリッド交響楽団により行われている。

作品は、第1部(前篇)の第3章をもとに作曲したらしい。
ドン・キホーテが愉快なやり方で騎士の叙任式を行う記述の場面である。
交響詩としてのスタイルをとるこの曲は、
この作品に登場する主人公のドン・キホーテと、
彼が慕う想像上の姫であるドゥルシネーアを主題としながら、
その二つの主題を使いながら、曲は展開されるというもんだ。

さて、音楽を聴いてみるとどうか。
夜を描写するような静かな音楽から始まり、
スペイン民謡風の旋律が登場し、スペインが舞台と感じさせる。
そのあとドン・キホーテを思わせる勇ましい主題が登場する。
それから、甘く、夢見るような主題が登場する。
これがドゥルシネーアの主題なのだろうか。
リヒャルト・シュトラウスの交響詩を感じさせる曲の作り方である。
壮大な音楽は思いっきりロマン派的である。
この曲を聴くとドン・キホーテが英雄に思えてしまう。
理想と正義感に燃える彼の姿を描いているみたいだ。

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