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Mars&Jupiter

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レノックス・バークリーの弦楽四重奏曲第3番作品76を聴く

2018-08-07 05:43:50 | 古典~現代音楽イギリス編
次回でバークリー編は終わりにします。
今日は、1903年生まれのバークリーが、
1970年に作曲した弦楽四重奏曲第3番作品76を聴きました。
今回聴いたCDはマッジーニ弦楽四重奏団の演奏による。
第一楽章アレグロ・モデラートは、不安な雰囲気を漂わせて始まり、
やがて力強い旋律が奏でられていき、
展開の部分は熟練した作曲技法を感じさせる。
最後は静かに消え入るようにして終わる。
第二楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは、
軽快な旋律が奏でられていくが狂乱という感じでもある。
前楽章のような暗さを持っており、
ピチカートなどを効果的に使っている。
第三楽章レントは、不気味な感じの旋律が奏でられていく。
安心で穏やかというよりは、不安で落ち着かない感じがある。
ドラマティックな起伏があり、最後は静かに穏やかに終わる。
第四楽章モルト・ヴィヴァーチェは、やや明るく軽快な旋律が、
力強く奏でられて始まり、ここでもピチカートが効果的に使われる。
途中静かな部分もみられるが、それが突然破られて荒々しくなる。
リズミックな動きをみせ、最後は力強く終わる。