リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」組曲AV145を聴く

昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのはリヒャルト・シュトラウスの作品で、
1945年に作曲された「ばらの騎士」組曲AV145である。
聴いたＣＤは、マリス・ヤンソンス指揮、
バイエルン放送交響楽団による演奏である。
楽劇「ばらの騎士」の中からの音楽を組み合わせたもので、
最初は劇の冒頭の部分がホルンの吹奏とともに奏でられていく。
弦楽器が奏でるロマンティックな旋律、
金管楽器による輝かしさを感じさせる部分、
木管楽器によるアルプスの山々を感じさせる旋律など、
リヒャルト・シュトラウスらしい音楽の魅力に満ちている。
中間部にあるワルツの部分も甘美な旋律である。
ヴァイオリン独奏と木管楽器による二重奏もいい。
情熱的に盛り上がりをみせたあと、
ヴァイオリンと木管楽器が絡み合い、ホルンも絡んでいく。
そして弦楽器と金管楽器による華やかな部分に入り、
盛り上がりをみせ、いったんおだやかになったあと、
木管楽器によるアルプスの山々を感じさせる旋律が再現され、
スネアドラムの音が入ったあと、再び華やかなワルツの部分となり、
金管楽器と打楽器も加わり高揚したあと、最後力強く終わる。