そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

お坊ちゃんたちの宴

2006-09-21 | 格差社会

Photo_24親たちの七光りのお坊ちゃん三人衆が立候補した、セレモニーが終わりました。小泉改革を誰もが批判できない自民党は急速に活力を失いつつあります。良くも悪くも、派閥と閣僚ポストを巡る激しい葛藤が、自民党内の相互の政策を研磨させてきた事実はあります。それがなくなったお坊ちゃん達の、勝ち組に寄り添うセレモニーは自民党の終焉の始まりであるように思えてならない。

ここで、昨日記載した文章を訂正したいと思います。一年前の総選挙で、地方出身のいわゆる農林族は大きく数を減らしました。農林族の規定は難しいのですが、農政に関して実務的な活動をされていた議員とする括りで述べたいと思います。自民党と民主党ともに、地方を知るこの農林族の方たちのほとんどが、郵政事業の民営化が僻地の及ぼす影響を案じていたことも大いに関係あります。議員の数を数字的に述べるのは難しいところがありますが、農林議員数十名が落選して十数名になったと前言を訂正します。内容的な訂正はありません。

中でも「新しい食料・農業・農村基本計画」を作成した、松下忠洋氏がいなくなってその後、無人飛行のように、同案は可決された影響は大きいものがあります。この際、この法案の内容は問いませんが、地方や農業を憂慮する議員が国政から追放された結果、郵政の民営化以上に大きな問題を地方に押し付けることになっている。一年経ってそのことを、地方や農村は実感している。が、都会育ちのお坊ちゃん達にはこのことを知るすべがないのが、なんとも悲しいことである。

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2 コメント

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なるほど。田舎つながりで郵政民営化反対派と農林... (ブタ飼い)
2006-09-21 13:00:48
なるほど。田舎つながりで郵政民営化反対派と農林族が同一だったわけですね。数はともかく、田舎にとって、いや日本にとっての大きな損失だったと思います。
 ところで、自分の考えをもつ事が出来ないお坊ちゃんが首相になっちゃいましたね。日本の将来に暗雲がたちこめている事に多くの人々が気付いていないのが何より深刻な問題で、報道を聞いているとうんざりさせられてしまいますよ。
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ブタ飼いさんへ ()
2006-09-24 18:59:16
ブタ飼いさんへ
この国どうなっていくのでしょうね。いつもいつもごまめの歯軋り状態。
それでも、精神的バランスを壊さぬよう、小動物に癒しを求め、過ごしています。
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