小池百合子はカイロ大学を卒業してはいない。入学はしたかもしれないし、通学もある程度やっていたものと思われはするが、まともに卒業などしてはいない。卒業は虚偽である。ましてやこの大学には主席などという制度もなく、それも虚偽の上塗りである。
カイロ大学を出たかどうかは政治家や政策にとって、あまり大きな意味を持たない。小池百合子はアラビア語を学んでいたということであるが、通訳をしたという実績もなくその学力も定かではないが、これをブランドとしてマスコミを通じて政界に登場した。カイロ大学卒業は虚構であっても彼女の大きな武器にはなった。
東京都知事に就いてこのことをチクチク突かれて、小池はエジプト政権直結のカイロ大学に何らかのルートを通じて卒業証を制作してもらった。上図の証書は贋作であるが、こうしたことは良くあることであるし大きな問題などではない。金を出せばなんとでもなる。
問題は都政を司る小池は、その見返りに何をしたかである。エジプトに高校生を見学旅行させるくらいなら許されるであろうが、ODAまがいに交流館などを建設するなど300億円もの支援をしている。都民の血税を、自らの虚偽の卒業証書の不正を覆い隠すために300億円もつぎ込んだのであるが、それこそが大問題である。
卒業証書贋作だといくら騒いでも、国家権力が首を縦に振った以上ここは切り崩すことが出来るわけない。選挙公報にカイロ大学卒業と書いたら選挙違反で訴えると息巻く元側近がいるが、それを証明する手段がない。
小池百合子の攻められなければならないところは、自民党都連をブラックボックス、都議会を伏魔殿と言い放って8年前知事選の勝利した。自民党との関係は、ブックボックスはどうなったかというと、より一層緊密な関係になっている。
統一教会と極めて親密な関係で、裏金受給最高金額者である自民党都連会長の萩生田光一と、小池はいつの間にかべったりの間柄にある。支持か推薦か分からないが、小池は自民党の支援を受けることになる。いつの間にというより小池の計画通りであろう。
選挙公約でも政策でも、ポンとその時の受けの良い言葉など生み出しのは巧みであるが、その後の検証はほとんどされることもない。
何でもかんでもゼロにすると言っていたが、それらのほとんどが言いっぱなしである。それらを検証することこそが、小池百合子に課されるべきである。