そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ほれやっぱり日本は干された

2007-07-19 | 朝鮮半島

IAEA(国際原子力機関)が、ニョンビョンの核施設の停止が確認され、北京で6者協議が行われている。キムXin_122030419101710903941_1 ケガン外務次官のほくそ笑みながらの記者会見が印象的でもあった。そりゃそうである。北朝鮮が最も困っている、食糧とエネルギーを貰えたのである。今のところは、次の要求を突きつけてはいない。

これには北朝鮮の思惑がる。日本をこの協議内での無力化を図ろうとしているのである。実際問題これからは、4者協議で行こうとする意見も出ている。ロシアと日本は、もうすでに関係ない存在だというのである。

つまり、6者協議の目的は核とミサイルであって、はすっかり浮いてしまった日本の拉致問題問題でないというのである。韓国も中国も、拉致問題は、阻害要因でしかなくなっているのである。北朝鮮の興味は、次の見返りの要求しかないのである。

North_korea_has_finally_moved_ahead_with_13 ヒルは平壌訪問の前日、日本に立ち寄ったが拉致問題で6者協議の阻害要因に なっている日本に、平壌訪問内容について事前に何も伝えなかった。麻生外相は、後日不快感を表明するのがせいぜいだった。

「拉致問題に固執する日本がいては、核の無力化という次の段階に入れない」と北朝鮮は発表している。北朝鮮が、他の6者を引き寄せようとする戦法である。

それに、核施設の凍結ばかりが論じられているが、金融制裁解除されたお金は、教育などに使われるはずである。この確認作業は全くなされていない。現状では、金正日の自己申告を信用するしかないのである。

拉致問題一本で、政権の座を射止めたといえる安倍首相にとって、拉致問題は命綱である。しかしながら、懸命にすり寄っても、アメリカに対して引き寄せるほどの力量もなく、アメリカの変心にオタオタするしかないのである。そのことを北朝鮮は冷静に見ていたのだろう。

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