そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

報道されない安倍の失政

2018-08-19 | 安倍晋三
ほぼ完全に日露会談は破たんしている。もう二年も前になるが山口での日露首脳会談は、事前にマスコミが北方領土問題の糸口を見つけるだの、何時変換されるのだろうとか、散々持ち上げていた。結果、プーチンに3000億円もの経済支援を献上したに過ぎない。プーチンは長々と日露の領土経過を述べたが(安倍のように官僚の文書を呼んだのではない)、ほぼ正確な歴史経過を述べたのには驚かされた。領土問題は一歩も動かないどころか、ロシア側が確定したともいえる内容である。ロシアはこの時期は欧米からの経済制裁のただ中にあり、日本は恩を売るチャンスであったが、安倍はアメリカの尻を追ったのである。
こうした事実を全くマスコミは報道しない。本ブログでは当初からそのことを何度も述べてきたが、多くの国民はその内容も知らずに、プーチンと会談を重ねる安倍晋三は外交で成果を上げていると思い込まされている。
その日露会談の結果を受けて、日露共同経済活動に関する現地調査が昨日行われたが、ロシア側から悪天候を理由にボイコットされている。一方的な約束の廃棄である。これは7月に日本が、北特法に北方領土をわが国固有の領土と明記したことへの反発であると思われる。
要するに北方領土の共同経済活動は、日本が領土を取り戻そうとしているいう疑念を抱いているからである。3000億円もの経済援助は追い銭にしかならない。安倍晋三が海外にばら撒いた金の一部でしかない。あれほど持ち上げていた北方領土への糸口は、完全にプーチンによって潰されたが、全くこの安倍の失政は全く報道しない。
報道はアベノミクスの失政の実態にも黙したままである。同様に対ロシア政策も失態の上塗りをしているだけである。何故か報道されることはない。
コメント (1)
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